逆襲のK-1 〜帰って来たエース、77mmを添えて〜
みなさんこんにちは。
今日もだらだらしてますか。
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
今回の記事は、最近不遇をかこっていた我が家のエース、PENTAX K-1が庵主になにやら直訴している場面から始まります。
一体なんの話をしているのか。
ちょっと聞いてみましょう。
K-1「旦那は最近随分とあの若造にご執心のようだな」
クロギ「何だ藪から棒に。いきなりどうしたんだK-1。若造? 執心?何のことだい?」
K-1「とぼけてもらっちゃあ困るぜ。分かってんだろう。最近旦那が外出するたびに連れ出してるアイツのことに決まってるじゃないか」
クロギ「X100Fのことか。そりゃ新しく迎え入れたんだから撮りに行く機会が増えるのはとうぜ……」
K-1「そんなにいいのか! あの青二才は! 一体どんな画を出すってんだ!」
クロギ「そんなに興奮しないで。そうだな、こんな感じか」
K-1「……!! 赤が、なんてしっかりと…」
クロギ「ちなみにJPEG撮って出しだ。少し露出アンダーで撮ってある」
K-1「……!!!」
〜しばらくの沈黙〜
K-1「仕方がねえ。こいつは秋のたけさんぽ東京までとっておくつもりだったが、このままじゃ旦那は俺を東京に連れて行ってくれさえもしないかもしれねえ」
そう言ってK-1が身につけたのはFA 77mm F1.8 Limitedでした。
準備ができたK-1は、無言のまま岡山の街へと繰り出しました。
果たしてK-1は、驚異の新参者X100Fにすっかりメロメロな庵主の心を、がっちり取り戻すことができたのでしょうか。
長くなりましたが、以下撮った写真の乱れ打ちです。
カメラの設定は絞り優先です。
川を眺める人。
僕が靴を買って、本を買って帰って来てもまだ眺めていました。
悠々自適、ライク流れオブ川
黒柴って神がかったカラーリングだと思います。
井戸端、ではなく川端会議のマダム。
パシャり。
どれどれ。
おじいさんとパナマ帽の相性って他の追随を許さない。
お手入れが大変そうな真っ白なクラシックカー。
ずっとイチャついていた鳩。
この後初めて鳩の交尾を目撃することに。
明暗差が大きいとどうしたらいいのかわかりません。
でもちゃんとお城写ってますね。
NAOTの受注会に来ていたおしゃれな一眼ユーザーの少年。
カメラに詳しい人、このカメラ何ですか。
77mm Limitedのすごいところは白の表現なのだそうです。
この写真には少なくとも6種類の白が存在します。
肉眼だと全部同じような白に見えますが、このレンズを通すとその差は歴然。
もぐもぐ親子とはむはむリス。
焼肉屋さんかしら。
深夜宮殿て素敵な名前。
焼肉屋なのに。
まさに爆笑。
上の写真のおっさんがまさかの信号渡って僕の眼前を横切って写り込むという悲劇。
なにしに来た。
街の写真屋さんの看板。
手書きのKodakのロゴ。
妙に味がありませんか。
青空に雲が浮かんでいるような経年劣化がいい感じの町番表示。
緑の階調表現もさすがの一言です。
真ん中格子奥の緑もしっかり描写しています。
このカップルの着ている服。
カンカン照りの炎天下では、僕の目には同じ白に見えましたが、実は全然違う色味。
やるな77mm。
次の記事で紹介する本屋さんでの一コマ。
押入れを改造した本棚下で頭をぶつけた少年。
勢いがすごい(笑)
同じく本屋さんにて。
手前の二人が絶妙にボケて、奥の塀がしっかり描写されています。
原チャ三連星がなんか面白くて。
このシンプルな感じ、最高。
落ち着きのある生地の質感もグッド。
下駄のアクセント。
来た!
最高に映える傘にドンズバでピントを合わせることができました。
この1枚が撮れただけでも岡山来た甲斐がありました(笑)
嬉しくて位置を変えて。
前ボケにしてみたり。
さて、いかがでしたでしょうか。
一言でいうなら流石。
やっぱりエースはK-1だと実感させられた1日でした。
いかんせんボディだけで1キロありますから、そうそう気軽に持ち出すことはできないんですが、それでも僕はK-1が大好き。
K-1とX100F、そしてGRⅡ。
僕はよき家族に恵まれました。
全員が異なる個性でいつだってワクワクさせてくれる。
次は何を撮ろうかな。
何を撮るにしても、このワクワクをセンサーに載せられたらいいな。
それではみなさんごきげんよう。