カメラを始めて1年が経ちました(3) いつかなんて待ってたらおじいちゃんになっちゃうから、今K-1だ!
みなさんこんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
カメラを始めてからの1年を振り返るシリーズも残すところあと2回。
今日はいよいよアホンダラがフルサイズに手を出したお話です。
どう考えても己の力量を超えた存在を手中にする。
言うなればジムバッジを1個も持ってないのに、通信交換でレベル100のポケモンを手に入れたようなものです。
当然使いこなせていません笑
なにせこの時点でまだISO感度を調整することすら覚えていませんから…。
身の程を知れ、と言う声が聞こえてきます。
返す言葉もありません。
でも…出会っちゃったから……。
アイツに…。
というわけで振り返りシリーズ第3弾、いってみましょう!
K-1時代(2018年1月〜)
2017年も終わりに近づいた頃、僕の視界には雪とともにフルサイズ機の存在がちらつき始めました。
カメラを趣味にしている以上しょうがないことなのです。
宿命、デスティニーとも。
「いつかはフルサイズ」
そんな言葉が世間にはあるようですが、僕の性根がそれを拒絶します。
「いつか撮りたいんじゃなくて、今撮りたいものがあるんだ」(キマった…)
そんなこと言ったって、現実的に結婚やなんやに向けた資金も貯めなきゃいけないんだからよせ!と僕の中のサラリーマン太郎がいくら説得しても、僕の中のウルトラマンタロウはいたずらにストリウム光線を放つばかりで聞く耳をもちません。
過去3年間のカメラを趣味にしていなかった頃のサラリーマン太郎が必死で貯めてくれていた貯金が、巨大な地響きをたてて崩落し、PENTAX初のフルサイズデジタル一眼レフK-1が顔をのぞかせました。
「これが最後だからさ」
うなだれるサラリーマン太郎の肩を叩いて、僕はそう言いました。
はぁ…カッコいい。
カッコ良すぎるのでロゴだけフォーカスして、どうぞ。
もうこの記事、これで終わって良いですよね。
というのは冗談ですが
写真の知識、技術、経験その全てが欠如したままでフルサイズ機を買ってどうするのだと呆れられてしまうのも仕方ないと思います。
しかし、この最高にカッコいいK-1に、しょうもない写真を撮らせるわけにはいかない!と気合いが入るというメリットもあると思うのです。
最高の機材を揃えておいて言い訳はできません。
自らを追い込んでいくスタイルなのです!……とでも書いておけばカッコいい感じじゃないですか?
世に言うFA Limitedの三姉妹も一気に迎え入れました。
美しい…。
美人三姉妹とお近づきになれて、サラリーマン太郎も血の涙を流して喜んでくれています。
気軽に撮り歩くにはちょいと重たすぎて、僕の得意科目ではないのですが、ここぞという場面ではエースらしくビシィ!っと決めてくれるあたりに惚れ惚れします。
何よりこの重さが、写真撮ってるぜぇって感じがして楽しいのです、ホント。
時々手首が痛くなるんですけども。
以下、K-1で撮った写真です。
僕のカメラライフにおける、全ての出会いの原点である「ミニたけさんぽ大阪」にもK-1を連れていっていましたね。
本当にたけさんぽには感謝しています。
11月が本当に楽しみです。
加古川バイパスの下ですね。
そう、加古川の出会いも僕の人生の転機となりました。
本当に、カメラがあればこそなのです。
SIGMAの35mm F1.4 DG HSMです。
キレてる。
郵便ポストってなんか撮りたくなりませんか?
ちゃんと瞳にピントきてますね。
ワレモノが整然としてるとなぎ払いたくなるのは僕だけでしょうか?
もういい?
そんなこと言わないで、どんどんいきましょう!笑
FA LImitedたちと組み合わせると解像感とはまた違った味わいがあるといいます。
こちらは43mm F1.9です。
なぜか追憶にかられます。
こちらは31mmです。
パープルフリンジとかすごいですけど、逆にいい笑
77mm。
らしい写真を探したのですが、まだそこまで使用回数がありませんでした。
でも三姉妹の中では一番好きな焦点距離かもしれません。
これは50mmマクロでスナップした時のですね。
個人的にかなりお気に入りです。
50mmマクロはpaletteで連載中の撮っておきの1冊でも活躍しています。
面白い本を写真と文章で紹介していますので、こちらもお読みいただければ嬉しいです。
最近はお出かけが多いので、D FA28−105mm F3.5-5.6の標準ズームを使用しています。
さてさて、以上がこれまでに僕がK-1で撮った写真たちになります。
やはり御しきれていません。
でも、やっぱり楽しいんですよね。
いつか最高にすげー写真撮ってみせるから、辛抱強く待っててくれ、と思いながらシャッターを切っています。
これまで楽しさオンリーで写真を撮ってきましたが、K-1が僕の意識を少し変えてくれたように思います。
思うような写真は撮れていません。
SNS上でK-1で撮ったという写真を目にするたびに凄いなあ!という感想と、僕も少しでも近づきたいという向上心が芽生えてきたのです。
よくわかっていなかったカメラの用語なんかを覚え始めたのも、K-1が手元にきてから。
気軽に持ち出せるカメラではないですが、この最高の相棒が最高のパフォーマンスを発揮できるようになりたい。
今はその気持ちが強くなっています。
どんどん上手くなりたい!
頑張れば頑張っただけ応えてくれるレベル100の相棒とのこれからに、やっぱり今日も僕はワクワクしているのでした。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
次回はいよいよ振り返りシリーズ最終回。
カメラを巡る旅は、フルサイズに到達することが終点ではなかったのです……。