Books だらり庵

面白かった本、訪ねた本屋さん、撮った写真なんかについてだらだら綴ります。ごゆっくり。

カメラを始めて1年が経ちました(終) 富士の樹海に足を踏み入れましたよ。

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

突然ですが、みなさんゲームはお好きですか?

ゲーム、特にRPGって大体において、表向きのボスを倒してハッピーエンド!とはならないものです。

そう、いるんですよね、裏ボスというやつが。

僕の数少ないRPG経験から申し上げますと、ドラクエ3内での魔王バラモスを倒した後の大魔王ゾーマのような存在。

強かったですね、ゾーマ

バラモスを倒した後に突然地下世界に落とされた時には、衝撃で開いた口が塞がりませんでした。

裏ボスやべえ!と興奮したのを覚えています。

僕のカメラ放浪の旅も「フルサイズ機」といういわばボスキャラにたどり着いたことで終わりを迎えたかに思われました。

でもね、カメラの世界にも裏ボスがいたんです……

 

カメラを始めて1年シリーズ、最終回となる今回は、僕がいかに裏ボスとの死闘を繰り広げたかをお送りしようと思います。

それでは早速いってみましょう。

怒涛の3ヶ月から目をそらしてはなりません。

 

X100F時代(2018年5月〜8月)

裏ボスは広大な富士の樹海に潜んでいるといいます。

その存在の噂を耳にしたのは広島県尾道市で開催されたフォトウォーク「たけさんぽ広島」においてでした。

何かがおかしいと、フォトウォークが始まった段階で気付くべきだったのです。

とあるメーカーのカメラの数が、不自然なほどに多いということに。

そう、僕は裏ボスの刺客たちに包囲されながら写真を撮ってたということに気付けなかったのです。

命取りでした。

彼らはそろって富士フイルムのカメラを手にしていました。

おかしい。

富士フイルムの市場シェアは一桁パーセントのはず…

モヤモヤを抱えたまま、なだれ込んだ宴会場で、刺客たちは口々に僕に囁きました。

 

「富士の色味は絶品だよ〜」

 

APS-Cの極みを君も」

 

「フイルムシミュレーションがうんぬんかんぬん」

 

いい具合にアルコールもまわっていた僕は、気付かぬうちに彼らの甘言が脳みそに入り込むことを許してしまったのです。

果たしてフォトウォークから2週間。

どういうわけか僕の手元には、富士フイルムのコンパクトデジタルカメラX100Fが…

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フルサイズのカメラを持っている僕が、どうして今更センサーサイズの小さいAPS-C機を?

 

理由は一つ。

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超かっこいいんだ。

震えるほどエキサイティングなフォルム。

俺だよ、俺こそがカメラだ、そんな幻聴すら聴こえてきそうです。

おいおい見た目だけだとナメてもらっちゃあ困るぜ、X100Fが語りかけてきます。

そこまで言うなら見せてもらおうじゃないの、富士の良さってヤツを!

 

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木の床がしっかり質感も出てる。

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陰影セクシー。

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シュアッ!

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シュアアッ!!

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公園の遊具の朱色が鳥居みたい。

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鳥居といえば神社、神社といえば狛犬

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X100Fもコンパクトなので壁に張り付いてリフレクションを狙えます。

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遠景だってお手のもの。

あまりの高さに震えて手ブレしてるかも。

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フィルムシミュレーション「ACROS」は本当にクール。

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ただスマホいじっているだけなのに。

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あ、ヤバイ。

口が勝手に…

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あ、ダメだ。

言ってしまう、言葉がこぼれ出てしまう…!!

安易に使いたくない言葉なのに…出ちゃう!!

……!!!

 

 

エモい。

 

 

っハア!!!

富士フイルムとんでもない。

こりゃすごい。

なんでシェア率低いんだ。

 

とまあこんな感じで一発で虜になりました。

ん?

裏ボスとの死闘?

そんなんないっす。

ただただ、X100Fが出してくる写真にメロメロになるだけ。

 

となると次はもうお分かりですね。

X100Fはレンズ一体型のコンデジ

富士フイルムからは多種多様な魅力的なレンズが発表されている。

 

レンズ交換型いくしかないっすわ…!!!

 

※2018年8月某日、X100Fは普段から仲良くさせてもらっているブロガーのしゅんさんぽさんのもとに旅立ちました。これから僕のX100Fはより多くの人を富士の樹海に誘ってくれることでしょう。

 

 

X-T20時代(2018年8月〜)

X100Fという究極の「撒き餌カメラ」に魅了された今、僕に残された選択肢はそう多くありません。

様々な焦点距離のレンズを試して絶頂するか、様々な焦点距離のレンズを試して絶頂するか、です(あれ?)

というわけでX100Fを購入してからわずか3ヶ月で、次なるカメラとレンズを入手してしまいました。

選ばれたのはX-T20。

富士フイルムの素晴らしいところはフラッグシップ機とそれ以外が同じセンサーを積んでいるという点。

操作性や耐久性等に違いは見られるものの、基本的には出てくる画が同じというのは非常に嬉しいですね。

自分の主とする用途に合わせて、ボディを選ぶことができます。

 

サラリーマン太郎はもはや何も言いません。

「これで最後だからさ」

K-1を迎え入れた時のウルトラマンタロウの甘言を信じた彼が悪かったのですから。

 

X-T20ですが、サイズとしてはコンデジのX100Fとほぼ変わりありません。

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特に購入したレンズの一つ、神レンズと名高いXF35mm F1.4を装着したサイズ感は実にコンパクトで、持ち出したくなる欲をかきたてられます(写真のレンズはまた別物です)

もう1本のXF90mm F2.0は少しアンバランスな感じがしますが、レンズの方を本体と思って持つようにすれば何の問題もありません。

そしてこの2本のカメラ、どっちも最高です。

 

以下この1ヶ月で撮った写真です笑

90mmが得意なようなので、35mmと比べて多いです。

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ペアヘッド?

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フルサイズ換算135mmなので、にゃんこをビビらせることなく撮影の間合いに入れる90mmは素晴らしい。

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立体感もバッチリです。

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ACROSはやはり素敵です(35mm)

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90mmは使いづらいといいますが、程よく距離を置いてスナップできるレンズだと思います。

重宝しています。

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リフレクション好きね。

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進め〜!!

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夏の日差しはどこまでも容赦ないですが、こんな写真が撮れるのならいいか。

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夏といえば麦わら帽子。

その質感もしっかり描出。

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シロフクロウさん怖い笑

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柱はひんやりするのかな。

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し・つ・か・ん

 

 

さて、ここまでお読みくださったあなたなら、僕がいかに富士の誘惑と戦ってきたかお分りいただけたでしょう!

え?

何の躊躇もなくぽいぽい機材を揃えてるじゃないか?

まあそうですね。

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走り出した新幹線は止められないですからね。

カメラの2年目、すなわちセカンドシーズンも始まっています。

超特急で駆け抜けてきた1年目は非常に濃密でした。

さすがに奨学金等返さないといけませんので、1年目のようにレンズを買ったりはできないでしょうが、引き続き全力で楽しんでいきたいと思います!

 

というわけで2年目がスタートしたのを記念してXF18−55mmを購入しましたので、そのうち撮った写真を含めてご紹介するかと思います。

 

ガンガンいきますよ!

 

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

そろそろ本の記事書かなきゃね笑