高松には本好きを極楽送りにする温泉がある。
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
僕は本が好きです。
そして温泉が好きです。
願わくば、本を読み、温泉に入り、美味しいものを食べて、本を読み、また温泉に入っては本を読み、静かに寝落ちする。
そんな日々を送りたいと思っています。
リラックスの極致である温泉に浸かりながら本を読む(セットで日本酒もあればなお良し)
これ以上に贅沢な時間の使い方、そうそう無いと思うわけなのです。
そう、無いと思っていたのですが!
あったのです。
この世の極楽が。
高松に。
ということで今回僕が行って来たのがJR高松駅から車でおよそ20分というお手軽な距離にある仏生山温泉です。
って何ですかこの外観。
僕が約30年生きてきた中で築き上げた温泉のイメージとかけ離れている!
お洒落だ…
こちらの建物、2007年にはグッドデザイン賞を受賞しているのだそうです。
温泉がグッドデザインがの対象になるなんて知らなかった…。
でも、温泉施設なのにスタイリッシュすぎて落ち着かないんじゃないの?
そんなことを思いつつ、館内に足を踏み入れると…
おお、ストーンと突き抜けたスペース。
に、何でしょう。
写真右端に写っている白いとんがりコーンの行列は?
もっと近づいてみると…?
あ!
50m書店?
なにそれ可愛い。
このミニマルな書店では、壁沿いにシューンと本が並べられていて、1冊200円でお買い求めいただけます(中古です)
しかもです。
仏生山温泉では、湯船に本を持ち込むこともできるのです!
長年の夢だった「温泉に浸かりながら読書」ができる!!
ここでこそ、「だらり庵」は完成する…!!
男湯内部の写真はもちろんありませんが、確かに本を読んでいる紳士がちらほらいらっしゃいました。
屋内の温泉では流石に無理なので、皆さん露天風呂で青空読書と湯治に励んでいらっしゃいました。
最高の時間を過ごすことができるのですが、のぼせてしまうことにだけは注意が必要です。
ぬるめのお湯ですが、あまり没頭してしまうタイプの本はチョイスしない方が良いかもしれませんね笑
お湯はツルツルとすべりの良い感じで、お肌に良さそうでした。
大満足!
で、重ねて個人的に大満足だったのが、サウナです。
通常のサウナはひな壇のような構造になっていて、じっと座って汗をにじませるスタイル。
仏生山温泉では床に寝転がってサウナを楽しむようになっていました。
サウナで横になるのは初めての経験でしたが、これが実に良かった。
タオルを敷いて仰向けになり、床に背中をつける形になるので、身体中の余計な力を抜ききってサウナを味わうことができます。
弛緩しきって蒸気と熱に身を委ねると、多幸感が全身を満たしてゆくのが分かります。
あまりに心地よいので、天国の、いや、宗教が違うので言い方を変えましょう。
涅槃’sゲートが開きます。
3年ぐらい寝転んだままでいたいと思いました笑
骨抜きになって休憩スペースに戻ると、たくさんの人が人じゃない形になって、思い思いにだらけていました。
老いも若きも温泉の前にはあまりに無力。
さらけ出された人間の怠惰展覧会の様相を呈した休憩スペースは、少し可笑しかったです。
休憩スペースには物産コーナーも。
素朴な団扇。
ロゴが可愛いです。
おうどんがいただける喫茶スペースもあります。
というわけで肉うどん!
美味しゅうございました。
というわけで簡単なご紹介になりましたが、本と温泉、うどんが楽しめる仏生山温泉。
最高だからみんな行こうぜ!!
僕が訪れてから帰るまでずっと本を読んでいたおじさんのバックショットでお別れといたしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!