神戸の素敵な本屋さん 1003に行ってきました。
皆さん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
中華の香りと共に失礼します。
上の写真は神戸の中華街、南京町の夕暮れの様子です。
皆さんは神戸という街についてどのような印象をお持ちでしょうか?
活気に満ちたカタコトの日本語と湯気が飛び交う街?
洗練されたハイカラさんたちの集うファッションの街?
それとも、世界に開かれた海の玄関口?
どれも、正解。
いずれもが神戸の顔です。
いくつもの要素が集まり、モザイクのように様々な表情で訪れた人を楽しませてくれる街、神戸。
そんな素敵な神戸はまた、多くの本屋さんがある街でもあります。
神戸市中央区だけでも約40店舗が日々、本と人の出会いを生んでいます。
その中から今回僕がご紹介するのは2015年オープンの「1003(センサンと読みます)」というお店。
小さいながらも存在感を増しつつある、オススメの本屋さんです。
南京町を抜け、さらに西へ進んでゆくと、白い外壁が可愛らしい建物が見えてきます。
1003さんは、こちらの2階で営業中。
こちらのドアから2階に上がりましょう。
お店へ続く階段は、結構急なので足元に注意しましょう。
艫綱のような手摺りに港町神戸らしさを感じます。
入り口の引き戸を開け、店内に入ります。
細長い電車の車両のような空間には古本・新刊・リトルプレスなどさまざまな本が並んでいます。
食べ物や、お酒、詩にまつわる本が多い中には、少部数出版の本たちも取り揃えられていて、本棚を眺めているだけでとても楽しいです。
レジ寄りの棚に新刊本、お店の奥に古本というような住み分けがされているのも分かりやすいです。
お店の奥に置かれた大きなスピーカーからは面白い音楽も。
見上げた棚にはコワモテの『神戸市史』が。
存在感がすごいです。
鳥瞰図、面白そう。
味のある色味。
お店中央の机に平積みされたオススメたちには、ついつい惹きつけられてしまいます。
『パリのおさんぽⅡ』どんな本なんでしょう。
おやおや?
1003では窓に面したカウンターでビールをいただくことができます。
実に嬉しいことです。
ほろ酔いで本棚を眺めることができるなんて。
もちろん、ジンジャーエールなどのソフトドリンクもあります。
僕もこういう本を読めるようになる日がくるでしょうか。
『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』
漢詩と暮らすってどういうことでしょうね。
ロマンスに辞典が?
これまた気になる。
何もわからないタイトル。
レジ横の、本や本屋さんに関するコーナーも興味深いですね。
ちなみに1003が紹介されている『日本の小さな本屋さん』もこちらに並んでいます。
僕はこんな面白そうな本を購入しました。
ワクワクします。
重厚な文学、民俗学から個性あふれるリトルプレス、モザイクに散りばめられた本たちが並ぶ本棚を眺めていると、実に神戸っぽいなあという気持ちになってきます。
神戸は散策しても散策しても、次々に面白いところが出てきて飽きない街ですが、夢中になって歩き回っていると疲れてしまうかもしれません。
そんな時には、1003に立ち寄ってビールでも飲みながら、本棚周遊としゃれ込むのもオススメです。
というわけで、今回はここまで。
今日も素敵な本との出会いに、感謝。
営業時間:12:00〜20:00
定休日:火曜日、第2・4水曜日
鉄道各線元町駅から徒歩5分