Books だらり庵

面白かった本、訪ねた本屋さん、撮った写真なんかについてだらだら綴ります。ごゆっくり。

東京 三鷹の素敵な本屋さん 水中書店に行って来ました。

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

先日東京でフォトウォークをしたという記事を書きました。

その中で、少しふれたのですが、撮り歩きの途中でとある本屋さんに立ち寄っております。

遠くまで来て、ぬかりないですねえ。

 

 

都会のオアシスでも、激流でもない。ここは水中。

今回僕が訪れたのは、フォトウォークでお世話になったハチさんにご紹介いただいた「古本 水中書店」さんです。

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JR中央線 三鷹駅から徒歩数分、あっという間!

だらり庵初の夜間の本屋訪問となりました。

道路を挟んで向かい側から写真を撮りましたが、この時点でワクワクしています。

非常に良い佇まいですね。

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入り口のドアに書かれた店名も素敵なデザインじゃないですか。

こういう何気ないところに凝っているの、良いと思います。

 

100円棚でも気が抜けないのは良いお店の証拠

さっそく店内に入りま…おや?

何でしょう、お店の外にも本棚がありますね。

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実は、こちらは全て100円のコーナー。

100円だからと侮るなかれ、お店に入る前にぜひチェックしておきたいところです。

思いがけない出会いがあるかもしれません。

 

こんな風にね。

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へへへ。

探していたんですよねえ。

いやー、東京まで来てたまたま立ち寄ったお店の軒先で出会えるなんてねえ。

……おっと、お店に入る前から楽しんでしまって申し訳ない。

とはいえ、本当に入店前に一瞥の価値あり、です。

気を取り直していざ、入店しましょう。

 

水中で深く深く、息を吸う。そして吐く。

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お店に足を踏み入れると、額の中から猫らしき生き物が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれます。

なぜ桃から生まれ出ているのかはわかりませんが、ともかく歓迎されているようです。

写真の奥にちらりと見えているのが店主の今野さん。

写真は苦手だということなので、遠くからボカして1枚。

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今野さんが三鷹にお店を構えて営業を開始されたのは、5年ほど前のこと。

当時29歳だったというから驚きです。

そんな今野さんも今では30代の半ば。

古書の仕入れに出向いた時に自分より年下の店主を見かけることも増えたかもしれないと仰られていたのが印象的でした。

徐々にアツくなって来ているのか本屋さん界隈???

 

今野さんの体が発する穏やかな空気がそのまま店内に満ちたかのような居心地の良さは、一度味わうと病みつきですね。

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こぽこぽと口から気泡を吐く魚になった気分で本棚を回遊していると、お店の外に世界があることを忘れてしまいそうです。

外界が遮断された水の中のあの感じ。

いつまでも潜っていられたらいいのに、と小さい頃には思ったものですが、こちらの水中ではそれが可能です。

むしろ、長く潜っていればいるほど心地よくなってくるから不思議。

思わず溜め息をついて、また口の端からこぽこぽこぽ。

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いつも忙しげにしているニンゲンも、ここでは動きが緩やかになっているようだぞ。

あくせくしていたら読めない本は、急ぎすぎている僕たちにブレーキをかける役目も果たしているのかもしれませんね。

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泉鏡花全集、夜の雰囲気にぴったりじゃありませんか。

 

今回僕たちがお邪魔したのは日が暮れてからでした。

静かな時間が降り積もる店内は、深海のようにひっそりとしていて、本棚の間に隠れて本との出会いを求める魚たちの息遣いまで聴こえてきそうでした。

 

太陽のいる時間帯にはどんな雰囲気になるのでしょう。

本棚も夜とは違う表情を見せてくれるのか、気になってしょうがありません。

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このお店も不思議なことが起こってもおかしくはないです。

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本の天(上部)もたまには撮ってみたくなります。

 

古本屋さんというと、まだ多くの人のイメージとして、暗くてジメッとした店内、頑固親父がカウンターから睨んできそうというのがあるかもしれませんが(勝手な偏見です)

水中書店さんには絵本や漫画の棚もあります。

しかもかなり最近のラインナップも。

お子さん連れや、学校帰りの学生さんが立ち寄ってみても、絶対楽しめます。

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あ、某インフルエンサーがオススメしていた『セトウツミ』だ。

 

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こちらの『三鷹まち歩きマップ』には今野さんをモデルにしたキャラクターが登場しています。

三鷹の街を素敵に紹介してくれています。

僕も1冊いただきました。

三鷹には他にも無人古本屋「BOOK ROAD」さんがあるとハチさんも言われていました。

三鷹、今度はじっくり巡ってみたいですね。

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店内には出番を待つ本たちがたくさん!

次に訪れた時には本棚の顔ぶれも随分変わっているんだろうなあ、と思うとワクワクします。

買取や仕入れが忙しい時期なのだそうで、こんな言葉しか僕には言えませんが、ファイトです今野さん!

 

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さて、随分のんびりと泳がせてもらいました。

気持ちよかったですねえ。

 

ハッキリとした意味があって名付けられたわけではないという「水中書店」というお店の名前。

そのあたりの定形のなさが、今野さんという人格から流れ出ているのでしょう。

水はどんな形にも合わせることができます。

訪れた一人一人にあった形で居心地の良さを提供してくれる本屋さん「古本 水中書店」

オススメです!

ホームページはこちら 水中書店

 

さて、今回は珍しくご紹介いただくという形での訪問となりました。

自分のアンテナとは違うところからの情報というのは面白いですね。

自分の中での想定ができないから、いつもよりもだいぶ早めからワクワクしていました。

そして想定を超えていく面白い本屋さんに出会えたこと、感謝いたします。

今野さん、ハチさん、ありがとうございました!

(あ、本屋さんで立ち読みする客Aを演じてくれたしばさんもありがとうございます笑)

 

というわけで今回はここまで。

今日も素敵な本と人との出会いに、感謝。

 

緊急フォトウォーク! きまぐれだらり庵が最高に楽しかった!

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

最近よく言われるんです。

 

「クロギタロウは家に帰っているのか」

 

「毎週どこかしらにワープしている」

 

「どこでもドア持ってるんじゃないか」

 

「各都道府県に1人ずついるのでは?」

 

などなど。

 

失礼ですね。

 

1週間は7日。

そのうちの5日間(率にして7割以上!)も家にいる僕に対して向けられるべきではない言葉の数々。

憤慨しております。

ぷんっぷんです。

噴火もやむなしです。

ですから怒りに任せて東京に行ってしまうのもやむなし。

 

というわけで普段Twitter上で交流させていただいているお二人と、東京でだらりとフォトウォークかましてきましたので、今回はその時の様子をお送りしようと思います。

 

 

登場人物紹介

フォトウォーク開催の3日前に呼びかけたにも関わらず参加してくれたクレイジーなメンバーを紹介するぜ!

 

しばさん

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千葉県在住、ブログ「ちばろぐ」を運営されているしばさん。

Twitter上のアイコンでは黒柴が頭に乗っていますが、実物には何も乗っていませんでした(あ、頭髪はフサフサでした)

とても穏やかな方で、大人の余裕を感じました。

実は手持ちのカメラ構成が庵主とそっくり。

しれっとカメラ取り替えても気付かないのでは?

team9648.com

 

ハチさん

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ブログ「きまぐれハチログ」を運営されており、庵主も真っ青の機動力を誇る、パワフルなお方。

バッティングセンター大好き。

当日も、しばさん、庵主との合流前に超早朝フォトウォークをこなしているという剛の者。

他方、スマホのアプリを駆使して指先ひとつで素敵な絵を生み出すスキルも持ち合わせている。

羨ましい。

hachi-log.hateblo.jp

 

エアの方々にもたくさんご参加いただきました!

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(なんか物欲神ばっかりだな…)

 

 

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(タイラさんは無事、起きられたのでしょうか)

 

集合前(ノーマルだらり庵)

お二人と集合するまで何をしていたのかといいますと、夜行バスで新宿に到着してから3時間ほど撮り歩きつつ、もう一つの目的であるブックイベントに向かっておりました(電車代とかもったいないですからね)

というわけで撮ったものを何枚か。

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特に特別な建物というわけではありませんが、窓が面白かったので。

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遠くに見えるのはニューヨークのエンパイアステートビル???

16−55mmってそんな圧縮効果あったっけ?

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お犬様にへつらう人。

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随分でかいネズミだなあ。

 

午後3時:集合 永遠に始まらない写んぽ

ハチさんの目印のリュックを見つけられないしばさん、シンプルな服装で周囲に紛れるしばさん、背後を取られて振り返ったところを激写されるしばさん、色々ありましたが無事に上野駅に集合することができました。

普段Twitterで間断なくやりとりをしているので、挨拶もそこそこに早速最初の目的地「ROUTE BOOKS」へ向かいました。

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こちらは3人が愛読しているブログ「かもめと街」で紹介されていた素晴らしく雰囲気の良いブックカフェ。

念願叶ってようやく行くことができました。

ここがどんなに素敵かということは、チヒロさんの記事を読んでいただくのが良いです。

www.kamometomachi.com

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お店の外の様子ですが、一見しただけではブックカフェとは思えません。

路地に面した植物の群はまるで森。

ちなみにこの森に生育する植物たちは買うことができます。

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良い雰囲気。

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味わいのある本棚たちは、お店の向かいにある作業場で作られたものたちでしょうか?

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DIYできる人の後ろ姿ってかっこいい。

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ちなみに最後の写真右端に見えている角材は「TAKE FREE」だそうです。

今回はフォトウォークなので、荷物になると判断。

本棚とか作ってみたいですね。

 

さ、美味しい飲み物もいただいたところで、フォトウォーク開始!

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とならないのが 「きまぐれだらり庵」

おしゃべりしているうちになぜかお絵かきタイムに突入しました。

ここぞとハチさんに教わりながら、お題の「よこっち」さんを描きました。

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どちらかというと絵は下手ではない方なのですが、スマホで、しかも指で絵を描くのがこれほど、難しいとは(ごめんね、よこっちさん)

改めて素敵な絵を描くハチさんに感服です。

という具合にだらだらをきわめ、ついにはエア参加のしむさんに怒られる始末。

 

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怒られてしまいましたので写真撮りに行こう!

 

とやってきたのは初めての東京ドーム!

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ずいぶん暗いですねえ。

なんとこの時点で午後5時!

平日なら定時!(帰れないけど)

 

何してたんでしょう僕たち…

フォトウォークとは……

 

といっても他のたけさんぽしゅんさんぽでも毎回こんな感じです笑

一緒に撮り歩く人とのおしゃべりが何より楽しい!

というわけで、ここぞとばかりにだらだらしました。

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撮ると決めたら夢中よ!

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メリーゴーランドなんて久しぶりに見ました。

人生で乗ったことないかも。

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アイコンで想像していたよりだいぶ大きかったしばさん。

大型犬でした。

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ハロウィンが終わると途端にクリスマス仕様になる潔さ。

 

ここでふと面白いことを思いついたので実行。

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反射を利用しての集合写真です笑

これなら顔出しNGのお二人とも並んで撮ることができました!

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球の数だけ増えるよ!

まるで大所帯フォトウォーク!

 

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今回のベストショット。

ほら、みんなハチさんとデートしてる気分になれるでしょう?

隣に立っている自分の姿を想像しても、ええんやで?

ありがとうXF90mm。

 

と、ここまでは和気藹々として非常に楽しいフォトウォーク。

からの、ハチさんのホームグラウンド、バッティングセンターで露呈する圧倒的運動不足…!!

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特に野球経験があるわけではないハチさんですが、仕事帰りに立ち寄るほどバッティングセンターがお好きなようです。

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ほとんど空振りしないハチさん。

素晴らしい。

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見よ、この迫力。

同じく野球経験のないしばさん(陸上部)も空振りせず力強いスイングでした。

 

その隣でくるんくるん軽快に回る扇風機の役を買って出た野球経験者の庵主

バッティングで暑くなったお二人のために一肌脱いだというわけですよ(こんなに打てなくなっているなんて…)

太ももがちぎれるかと思いましたが、体を動かすのは良いですね。

 

その後、三鷹に移動して、ハチさんオススメの本屋さんの取材をしましたが、そちらはまた別の記事で書くのでお楽しみに!

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本屋さんまで満喫できるなんて、こんな僕得なフォトウォークありますか!

もうこの時点で大満足ですが、もちろんアレを忘れてはいけません。

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アレ、キター!!!

 

もうここからは言いたい放題の飲みたい放題、大宴会です。

酔っ払いがウインナー転がしたり。

 

まだ酔ってないのに七味を大盤振る舞いしたり。

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X-H1に搭載されたフイルムシミュレーション「ETERNA」で撮るとモツ煮が全然美味しそうじゃないことに気付いたり。

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とにかく全てが最高でした。

 

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こんなに素敵な1日を過ごすことができたのも、ノリでお誘いしてその倍返しぐらいのノリノリで参戦してくれた、しばさん、ハチさんのおかげです!

 

また一緒に、今度は関西で飲み歩き、撮り歩きしたいなあと思った庵主なのでした。

 

というわけで今回はここまで。

最後までお読みくださりありがとうございます!

 

おまけ

お二人と別れて一人寂しく新宿をだらり庵。

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富士フイルム至高のレンズ。XF16−55mmデビュー戦してきたよ!

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

先日本屋さんでの撮影に特化したカメラ(と勝手に僕が呼んでいるだけですが)として富士フイルムX-H1を迎え入れたという記事を書きました。

tarokuro.hatenablog.com

最高、最高と書いていましたが、ただ1点、本屋さんの撮影のために欠けているものがありました。

それは、お店の外観、内観、本そのもの、店主さんを一本で撮りきることができるレンズ。

最高のカメラを手にしていても、レンズがなければ写真を撮ることはできません。

もちろん、富士フイルムの素晴らしいレンズを持ってはいました。

しかし僕が持っていたのは、ズーム機能のない単焦点レンズか、もしくはズームが出来てもお店全体を写すことが出来ないレンズでした。

それらのレンズが生み出す写真には何の不満もありません。

でも。

どうしても1本で全てを賄えるレンズが必要でした。

しかも最高の画質で。

そんな素晴らしいレンズがあるのかよとお思いかもしれません。

あるんですよ。

富士フイルムには。

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見てくださいこの赤いバッジ。

 

これがあなたの世界を変えるフジノンレンズ、XF16−55mm F2.8 R LM WRです。

 

はあ、最高。

このレンズ自体について詳しく知りたい方は、僕のブログをあとにして、以下にご紹介する富士フイルムブログ界のドンの記事をお読みください。

僕には技術的、スペック的な話はできないので笑

www.cola507.com

 

じゃあお前はこの記事で何をするんだよ、という話になるのですが、僕にできるのはただ撮った写真を貼る事だけです!

バシバシ貼ります!

フットワークだけは抜群なつもりなので!

この最強レンズを手にしたその二日後に、姫路から車を走らせて香川に行ってきましたので、その時に撮った写真をご紹介しようと思います。

ズームレンズ、楽しいよ。

 

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今まで僕が持っていた最も広い範囲を写せるレンズと比べ、広角端で約2mmほど広いXF16-55mm。

たかが2mmと侮る無かれ、完全に別世界ですから。

とか何だか言ってますが、ともかく写真を貼っていきます!

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お寺の屋根瓦の一枚一枚がしっかり写っているかと思います。

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この広さはあらゆる場面で活躍します!

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あれとあれを写してっと選択する余地が広がる16mm!

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広いから、水面写しがちです。

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ここまで広くなくていいから池のある家に住んでみたい。

ここまでフィルムシミュレーションはVelviaです。

 

次は35mm判換算で84mm相当の望遠端で撮影したものを貼っていきます。

正直なところ、本屋さんの撮影をしない限り、僕は広角端を使うことはほとんどありません。

135mm大好きマンな僕としては、よりそこに近い55mm側を使う頻度が高いのです。

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お寺の欄干、ちょっと高いから子どもは登っちゃいますよね。

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エプロンの襞による陰影もしっかり写しきっていると思います。

何の役にも立たないエプロンのボタン可愛い。

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縦構図でも、面白そうなもの全部入れることができる、程よい圧縮効果です。

マムアンちゃん可愛い。

これだけグーグルフォトのオーリーという編集効果使っています。

なんかレトロな感じになります。

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もういっちょ縦構図。

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とろろ昆布みたいな苔ェ…

岩の質感…

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樹木の肌ァ…

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季節が進んで、紅葉したら素敵なんだろうなあ。

と思いがちですが、個人的には画面右側の幹の描写が好きです。

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ちょっと彩度高すぎですが、緑はこれぐらいでもいいかと思ってしまう男です。

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適度に圧縮されて、小道がいい具合にうねっているかと思います。

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下から見上げるのやってみたかった。

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陰影大好き。

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背景なんていらんのです。

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やっぱりいるかも。

栗のツヤがすごい。

栗ご飯食べたい。

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ただ机の上のコップを撮っただけ。

だけどなんか好き。

そう思える写真が撮れてしまうので、上手くなったと勘違いさせてくれます笑

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菊の花がこんなに艶っぽかったなんて…。

 

ここからはテイストがガラと変わります。

Twitter上で仲良くさせていただいているmameさんが使われているフィルムシミュレーション(クラシッククロームのカスタム)をパクらせて参考にさせていただいたものを載せていきます。

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さっきはあんなに艶っぽかった菊があら不思議。

超かっこよく撮れました。

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いやあ、この設定を知ることができてホントに良かった。

この素晴らしきカスタムを紹介されているmameさんのブログ、超絶可愛いペキニーズムスカくんも登場するので、ぜひ!

mame-mofu.hateblo.jp

ぜひ!!(ムスカくん可愛いよ、ムスカくん)

 

というわけで、XF16−55mmで撮った写真をご覧いただきました。

また一歩、富士の樹海の奥に踏み込んだような気がいたします。

それもこれも普通だったら16万円ほどするこのレンズを、かなりお手頃な価格で紹介してくれたよこっちさんのおかげです。

おかげすぎて、へこへこ媚びへつらおうと思います。

今僕が最も媚びへつらいたいブロガーNo.1のよこっちさんが運営される「ASOBITRIP(あそびとりっぷ)」もぜひご覧ください。

広島のおしゃれなお店や、主にSONYのカメラについて知ることができます!

 

最後は謎の宣伝ラッシュになってしまいましたが、とりあえず今回はここまで。

 

最高のカメラに最高のレンズを載せた今、僕の写欲は破裂寸前。

多分尋常じゃないペースで写真を撮りに行くと思います。

 

さあて、次はXF16−55mmとどこに行こうかな。

ねえ、ムスカ?(違う)

 

高松には本好きを極楽送りにする温泉がある。

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

僕は本が好きです。

そして温泉が好きです。

願わくば、本を読み、温泉に入り、美味しいものを食べて、本を読み、また温泉に入っては本を読み、静かに寝落ちする。

そんな日々を送りたいと思っています。

リラックスの極致である温泉に浸かりながら本を読む(セットで日本酒もあればなお良し)

これ以上に贅沢な時間の使い方、そうそう無いと思うわけなのです。

 

そう、無いと思っていたのですが!

あったのです。

この世の極楽が。

高松に。

 

ということで今回僕が行って来たのがJR高松駅から車でおよそ20分というお手軽な距離にある仏生山温泉です。

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って何ですかこの外観。

僕が約30年生きてきた中で築き上げた温泉のイメージとかけ離れている!

お洒落だ…

こちらの建物、2007年にはグッドデザイン賞を受賞しているのだそうです。

温泉がグッドデザインがの対象になるなんて知らなかった…。

 

でも、温泉施設なのにスタイリッシュすぎて落ち着かないんじゃないの?

そんなことを思いつつ、館内に足を踏み入れると…

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おお、ストーンと突き抜けたスペース。

 

に、何でしょう。

写真右端に写っている白いとんがりコーンの行列は?

 

もっと近づいてみると…?

 

あ!

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50m書店?

なにそれ可愛い。

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このミニマルな書店では、壁沿いにシューンと本が並べられていて、1冊200円でお買い求めいただけます(中古です)

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しかもです。

仏生山温泉では、湯船に本を持ち込むこともできるのです!

 

長年の夢だった「温泉に浸かりながら読書」ができる!!

ここでこそ、「だらり庵」は完成する…!!

 

男湯内部の写真はもちろんありませんが、確かに本を読んでいる紳士がちらほらいらっしゃいました。

屋内の温泉では流石に無理なので、皆さん露天風呂で青空読書と湯治に励んでいらっしゃいました。

最高の時間を過ごすことができるのですが、のぼせてしまうことにだけは注意が必要です。

ぬるめのお湯ですが、あまり没頭してしまうタイプの本はチョイスしない方が良いかもしれませんね笑

お湯はツルツルとすべりの良い感じで、お肌に良さそうでした。

大満足!

 

で、重ねて個人的に大満足だったのが、サウナです。

通常のサウナはひな壇のような構造になっていて、じっと座って汗をにじませるスタイル。

仏生山温泉では床に寝転がってサウナを楽しむようになっていました。

サウナで横になるのは初めての経験でしたが、これが実に良かった。

タオルを敷いて仰向けになり、床に背中をつける形になるので、身体中の余計な力を抜ききってサウナを味わうことができます。

弛緩しきって蒸気と熱に身を委ねると、多幸感が全身を満たしてゆくのが分かります。

あまりに心地よいので、天国の、いや、宗教が違うので言い方を変えましょう。

涅槃’sゲートが開きます。

3年ぐらい寝転んだままでいたいと思いました笑

 

骨抜きになって休憩スペースに戻ると、たくさんの人が人じゃない形になって、思い思いにだらけていました。

老いも若きも温泉の前にはあまりに無力。

さらけ出された人間の怠惰展覧会の様相を呈した休憩スペースは、少し可笑しかったです。

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休憩スペースには物産コーナーも。

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素朴な団扇。

ロゴが可愛いです。

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おうどんがいただける喫茶スペースもあります。

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というわけで肉うどん!

 

美味しゅうございました。

 

 

というわけで簡単なご紹介になりましたが、本と温泉、うどんが楽しめる仏生山温泉。

最高だからみんな行こうぜ!!

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僕が訪れてから帰るまでずっと本を読んでいたおじさんのバックショットでお別れといたしましょう。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

香川の素敵な本屋さん「本屋 ルヌガンガ」に行ってきました。

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

みなさんには気に懸けている方はいますか?

恋人、お友達、知り合い、仕事仲間。

その形はなんであれ、自分の心のどこかしらに、少しでもスペースを占めている人がいますか?

先の週末、僕はいつものごとく本屋さんに行ってきました。

この時本棚を眺めていた僕の脳裏には、いろんな人の顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えしていました。

それはみんな僕がどこかで気にかけている人たち。

今まで遊びに行った本屋さんでは、僕は自分のために本を吟味していました。

今回訪れた本屋さんでは、不思議なほど自分というものが奥の方に引っ込んでいました。

それが何故なのか、この記事でそれをゆっくり解きほぐしてみようと思います。

 

お邪魔したのは、香川県は、高松市中心市街地にお店を構える「本屋ルヌガンガ」さん。

早速写真と文章で見ていきましょう!

 

 

ルヌガンガについて

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まず、なんでしょうね、この名前。

僕は最初、何かの怪獣の名前かと思いました。

「ルヌガンガ」この不思議な響きを持つ店名は、スリランカで話されているシンハラ人の言葉で「塩の川」を意味しています。

スリランカの建築家ジェフリー・バワが50年かけて建設した邸宅の名前でもあります。

時間をかけてお店を育てていきたいという想いが込められた店名なのですね(店舗HPより)

本屋さんというのは一朝一夕にはできませんからね。

しっかり時間をかけるというのは本屋さんにふさわしいことだと思います。

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本屋ルヌガンガは新刊書店。

本棚では、無条件に並べられたベストセラーではなく、店主の中村さんが一冊一冊丁寧に吟味し、セレクトされた本たちが押しくらまんじゅう。

ひしめく本たちが自信に溢れているような気がしました。

そしてこの予感が正しかったことを、店内を巡るうちに確信しました。

 

店主との心地よい距離感

この本屋さんの大きな魅力の一つに、店主さんの人柄を挙げたくなるほどに、ルヌガンガ店主の中村さんは魅力的な方でした。

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中村さんは3年書店員として勤めた後、10年にわたり本屋さんとは離れたサラリーマンをされていたといいます。

それだけ期間をおいて本屋さんを始めたにも関わらず、ここまで魅力的なお店が作れるのかと、驚きが止みません。

撮影に入る前に店内をひと回りして、購入する本をレジに持って行った時、積み上げられた本を撫でつつ、中村さんが口を開かれました。

吉田篤弘さん、川上弘美さん、菊池亜希子さんがお好きなのですね」

その優しい声色と眼差し、微笑みにズギュンでした。

店内の撮影をしている際に、よくよく観察しているとレジに本を持ってきたお客さんと必ず言葉を交わされている中村さんの姿に気付きました。

そこで生まれるささやかな交流が、訪れた人にとってこのお店を特別な場所にしているに違いありません。

なんでもインターネット上で対面でのやりとりなしに欲しいモノを購入することのできる時代に、このやりとりは一見非効率的で無駄なものに思われるかもしれません。

しかし、このやりとりを重ねていくうちに、本屋さんがかけがえのない「馴染みの店」になっていくのです。

自分がチョイスした本を選んだお客さんに対して、ホスピタリティを示す姿勢が垣間見える中村さんは、やり手ですよ笑

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店内の様子

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広すぎず、狭すぎず。

店主の想いが隅々まで充満し、かつ訪れた人が気疲れしない程度の店舗のサイズというのは意外と重要だと思っているのですが、そういう意味でルヌガンガは極めてベストに近いサイズ感であるように思います。

店内の様子を写真と申し訳程度の文章でご紹介したいと思います。

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見た目にも素敵な本は心が惹かれますね。

その配置の仕方が絶妙です。

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辞典を並べているだけ。

されどこの違いを見せられると、一冊ずつ吟味したくなりません?

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店舗でのイベントのお知らせも。

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信じられないような数のイベントが行われていることが、カレンダーを見てもわかります。

読書会やトークイベントを通じての、本を読む人たちの繋がりを模索するルヌガンガ、やはりカッコイイです。

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店舗の一番奥はひな壇のようになっており、上にいくほど硬さが増しているような気がしました。

各段には靴のままで上がることができます。

 

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こちらは、お店を訪れたお客さんによるポップです。

いいですねえ、このお店でなければならない理由を一つずつ積み上げていくお店の作り方が実に素敵だと思います。

それにしても蛇腹な本って気になります。

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なぜか本棚の隣で身長を測れたりします。

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店内では飲み物をいただくこともできます。

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こちらはお酒ですね(車なので遠慮しました)

なんでしょう、井伏鱒二の「山椒魚」を思わせるようなパッケージですね。

飲んでみたい笑

 

本棚を見ているとあの人の顔が浮かぶ

ルヌガンガの本棚は、それぞれきちんとジャンルで分けられています。

本棚を眺めているとなぜでしょう、多くの人の顔が浮かんできました。

この本はあの人が読んでいそうだな。

読んでいなくとも、あの人に似合うだろうな。

どの棚を見ていてもそんな本が次々に登場するので、「自分のための本」を選ぶのに一苦労でした。

こんなことは初めてです。

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お?

f:id:taroimo0629kuro:20181031002823j:plainこの本、あの人はもう読んだかしら?

f:id:taroimo0629kuro:20181031002925j:plainそんなことが気になってしょうがない本棚たち。

 

イベントの多さも、中村さん自らの選書も、全国の本屋さんを見渡してみればそこまで珍しいものではないはず。

しかし、ここルヌガンガでなくては成り立たないこの空気感。

そんなものがこのお店にはあるのかもしれません。

その「何か」を僕はまだつかむことができませんでした。

だからまたこのお店に足を運ぶんだろうなあ、そんな風に思いました。

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一つだけ言えるのは、ご主人の中村さんが常にお客さんのことを気に懸けているということ。

アパレルや家電量販店のような、時には圧力のようなものを感じる接客ではなく、寄り添うようなその中村さんの姿勢は、本を選ぶ人たちに安心感のようなものを与えているのかもしれません。

お客さん(読者)のことを心底思ってのおもてなしの心地よさ、ぜひ味わってもらいたいものです。

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さて、今回はここまで。

最近瀬戸内地域の本屋界隈がアツいというのは感じましたが、その中にあってもいかにもマイペースで本と人の出会いを後押しするこの姿勢が非常に良かった。

この本屋さんに通うためだけにこの街に住んでもいいな、そう思わせるような素敵なお店でした。

あまりの心地よさに、先日一箱古本市で手放した本よりも多くの本を買ってしまいました笑

 

ともかく、皆さんにはぜひ足を運んでいただきたいと思う次第です。

 

さ、今日はここまで。

今宵も素敵な本や、本屋さん、人との出会いに、感謝

一箱古本市「ほんのわいち」に出店しました!

みなさん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

一度自分の蔵書を持ち出して、お客さんと他愛のない話をしながら本を売る経験をした者は、もう以前の自分には戻れないといいます。

一箱古本市を経験して、本物の本屋さんになる人もあとを絶たないそうで。

加古川、伊丹と今年2回本を売った僕も、着実にそちらに近づいているのでしょうか?

そこのところは分かりませんが、おそらく2018年最後となるであろう出店をキメてきましたので、今回はその時の様子を写真で振り返ろうと思います。

舞台は兵庫県高砂市十輪寺というお寺。

「ほんのわいち」という一箱古本市

爽やかな秋晴れのもと催された古本市、最高にだらりでしたよ。

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ほんのわいちについて

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「ほんのわいち」は、今回で5回目となる一箱古本市

昨年店舗営業を終了して新たなスタートを切った「本と。」さん主催のブックイベントです。

個性的な一箱さんたちが多数出店されており、空き時間を見つけてはフラフラ楽しむことができました!

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ほんのわいちでは本だけでなく、音楽ライブや美味しいフードや飲み物の出店も楽しむことができます。

お寺の境内での開催というのは初体験だったので、とても心踊りました。

寺社仏閣では静かにしなさいと教わってきたので、この非日常感はたまらんです、クセになる笑

秋晴れの空に吸い込まれそうになる居心地の良さでした。

 

会場の様子

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お寺で本を売る日が来るとは思ってもみませんでしたが、案外本とお寺って相性がいいのかも?と思いました。

昨今の度を越したハロウィンのような騒ぎになる心配もなく、実に穏やかな会場。

小さなお子さんたちが楽しそうにしている姿も多く見受けられ、誰もが笑顔。

悟りでも開けそうでした。

本を選ぶ人たち、読む人たち、本について語る人たち、様々な姿を目にすることができて、僕は自分のブースで一人ほくそ笑んでいました。

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一緒に。

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あまりに面白くて。

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マザキさんの木製の本のループタイ!

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そちら、売らないゾーンの本でございます。

この「どうしても手放せないけど、超面白いからみんなに読んでほしいぞ」コーナーが好評でした笑

僕が付箋を付けまくっている小倉ヒラク『発酵文化人類学』が特にみなさん気になっていたようです(僕が熱を入れて語りすぎたか?)

吉田篤弘を売るなんてと思ったが、激推しすぎて売らないと聞いて嬉しくなった」という吉田篤弘さんファンの方と盛り上がったり。

このやりとりがまた楽しいんだ。

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すごく高い姿勢で本を吟味されているダンディー

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箱主さんたちの多くは本を売っている間にも本を読む本好きたち。

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僕の蔵書をこんなに真剣に見てもらえて嬉しい。

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お、吉田篤弘さんのサインに気付かれたようですね。

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お坊さんも気になる本がありますか?

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自分以外の箱が気になりますが、売り場を離れるわけにもいかないので、カメラでズームします笑

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お召し物と本の装丁がマッチしてますね。

 

本があらゆるジャンルと相性がいいことの証明

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盛り上がる演奏、ヒーリングを音にしたかのような歌声、元気ハツラツなパフォーマンス。

様々な音楽の在り方を楽しませてもらいましたが、そのどれもが本との相性が良い。

演奏が終わってお寺のあらゆるところから拍手が鳴り渡っていたのもよかった。

基本的に本を選ぶ人たちは集中していますから、そんな最中でも拍手が起こるって音楽の力はすごいですね。

 

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読書のお供の飲み物といえばコーヒー。

美味しくいただきました、510cafe。

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今の時代は紙芝居に機関車トーマスをやるんですね!

 

いやー心地よかった。

本もたくさん旅立っていったし。

もちろん大好きな本を手放すのは寂しさもあります。

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それでも、自分の好きなものをより多くの人に楽しんでもらうことにも、僕は喜びを感じるようです。

どうせ本を手にするのなら、楽しんで欲しい。

僕の箱を覗きに来てくれたお客さんには、できる限りたくさんのお話をさせてもらいました。

その結果選んでいただけた本たちとの出会いを忘れて欲しくないと思ってプレゼントしているチェキも、喜んでいただけたのではないかと思います。

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「ほんのわいち」って本の持つ不思議な力を的確に表現した素晴らしいイベント名だと思います。

なにせ、本を媒介にした素敵な出会いがあったものですから。

なんと先週遊びに行った滋賀県の「六月の水曜日」さんに選書をお願いされているというBookstylistのニワノナオキさんがお隣の箱で、お近づきになれるという思わぬ巡り合わせが!

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不思議なこともあるものですね。

これも本に導かれてのこと、僕たちには何が起こるか分かりませんが、本たちは全てお見通しなのかもしれませんね。

ここからどんな物語が動き出すのか、楽しみです。

 

次回のほんのわいちも参加希望、ですね。

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というわけで、今回はここまで。

今日も素敵な本や人との出会いに、感謝。

X-H1がやって来て1ヶ月が経ちました 本屋撮影という観点からの振り返り

皆さん、こんにちは。

今日もだらだらしてますか?

どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。

 

ワタクシゴトで恐縮なのですが、僕の手元に富士フイルムの至高のカメラX-H1がやってきて1ヶ月が経ちました。

最高だということは言うまでもないのですが、使い続けて思ったことを頭の整理のためにも書き綴ってみたいと思います。

 あ、もう一回言っとこう。

最高です。 

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というのも、僕が写真を撮る大きな目的の一つに、訪れた本屋さんを紹介するというものがあります。

ここに主眼をおいて吟味した結果、選ばれたカメラが、X-H1。

結果として、この選択は大正解でした。

 

以下、どういう点が僕の目的にドンピシャだったのかということについて書いていこうと思います。

 

 

最高ポイント1:フェザータッチシャッター 本屋さんではお静かに 

僕のメインの撮影スポットとなる本屋さんでは、基本的に静かにしていることが望ましい。

お店の方にお願いし、撮影の許可をいただいてから撮影に入る際に、一番気を遣いたいポイントがここです。

店内にいるのは、当然僕だけではありません。

他のお客さんが真剣に本と向き合っているのを邪魔してしまうのは言語道断。

シャッター音だって馬鹿にはできません。

ストリートのように周りに音が溢れているのであればシャッターを切る音も気にならないでしょうが、なにせ本屋さんの中ではお静かに。

そんな状況でスペシャルな力を発揮するのが、X-H1に搭載されたフェザータッチシャッター。

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読んで名の如し、鳥の羽のような軽さでシャッターを切ることを可能にし、シャッター音はもはや耳を澄まさないと聞こえないほど。

ページをめくる音にも似たその声は、どう考えても本屋さんにぴったり。

 

シャッターボタンの下、グリップ部分もこれまでのXシリーズと比べて出っ張っており、しっかりとホールドすることが出来ます。

 

フェザータッチシャッターとホールド感抜群のグリップのコンビネーションはブレの軽減という点でも、対本屋戦で絶大な威力を発揮してくれます。

頼もしい…

頼もしすぎるぞX-H1!

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最高ポイント2:ボディ内手ぶれ補正 本に揺さぶられるのは心だけでいい

さてポイント1の最後で、ブレの軽減について少し書きましたが、X-H1は手ブレに強いというのがもう一つの僕的最高ポイントです。

X-H1はXシリーズとして初めてボディ内部に手ブレ補正機構が搭載された製品です。

詳しいことは全くわかりませんが、3 軸加速度センサー・3 軸ジャイロセンサー・専用デュアルプロセッサーが連動してなんちゃらして、補正動作をなんちゃらで、高速・高精度な手ブレ補正性能をなんちゃらしています!

まあ要するに、全然ブレない!ってことです。

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そんなブレないX-H1が屋内での撮影で活躍しないわけがない。

本というものは光に弱いものです。

日光で紙が焼けてしまうのは言うまでもなく、蛍光灯程度の光(紫外線)でも本にはヤケが発生してしまいます。

となると本に優しくするために本は室内に安置されるべきですし、なるべく直射日光は避けたいところ。

一方カメラはというと、光量のない場所に弱い。

これは困りましたね。

暗い場所でたくさん光を取り込んで撮影をするためには、シャッタースピードを遅くしてあげないといけません。

すると、どうしても手ブレが発生しやすくなってしまいます。

シャッタースピードを稼ぐためにISO感度を上げるとノイズが発生してしまう。

万事休したか!と思われたここで、X-H1の5軸5段ボディ内手ブレ補正機構が颯爽と登場です。

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室内ではないですが、真夜中の撮影でもブレてなーい。

夜の撮影でも平気なのですから、多少暗い程度の本屋さんで撮るなんて朝メシ前です。

頼もしい…

頼もしすぎるぞX-H1!

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X-H1とさらなる高みへ

以上、2つのポイントについて述べましたが、いかにX-H1が本屋さんでの撮影に特化したカメラなのかということがお分かりいただけたのではないかと思います(え?)

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もちろん他の目的での撮影も可能ですよ。

焼き鳥屋さんで焼いてる手を綺麗に撮るとか(そうじゃない)

 

冗談はさておき

ここまでX-H1がお膳立てをしてくれたんです、あとは僕がゴリゴリに技術を磨いて、余すところなく本屋さんの魅力を伝えられるような写真を撮り、文章を書けるようになるだけ。

最高の機材にブッ込んだのですから、言い訳は出来ません。

僕には伸び代しかないと信じています。

そして何より写真を撮るのが楽しくてたまらない。

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平日仕事が終わってからも嬉々として写真を撮りに出ています。

もちろんあたりは真っ暗。

そこでもほら、X-H1はしっかり撮ってくれる。

改めて、このカメラを選んでよかった。

バシバシシャッターを切っていきましょう!

 

と、意気込みつつもやっぱり頭では、いかに本屋さんを撮るかということを考えています。

 

ん?

www.cola507.com

 

おやあ?

harucame.com

 

 

あっちに良さげなレンズが見えるな。

photograpark.net

 

本屋さんの撮影に使えるかもしれない。

hoboshuhu.com

 

お店の外観、内観、店主さん、本自体を1本で撮ることのできるレンズかもしれない。

amemiya-hair.tokyo

ちょっと見てきますねー!

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というわけで今回はここまで。

最後までお読みくださりありがとうございました。