一箱古本市「ほんのわいち」に出店しました!
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
一度自分の蔵書を持ち出して、お客さんと他愛のない話をしながら本を売る経験をした者は、もう以前の自分には戻れないといいます。
一箱古本市を経験して、本物の本屋さんになる人もあとを絶たないそうで。
加古川、伊丹と今年2回本を売った僕も、着実にそちらに近づいているのでしょうか?
そこのところは分かりませんが、おそらく2018年最後となるであろう出店をキメてきましたので、今回はその時の様子を写真で振り返ろうと思います。
「ほんのわいち」という一箱古本市。
爽やかな秋晴れのもと催された古本市、最高にだらりでしたよ。
ほんのわいちについて
「ほんのわいち」は、今回で5回目となる一箱古本市。
昨年店舗営業を終了して新たなスタートを切った「本と。」さん主催のブックイベントです。
個性的な一箱さんたちが多数出店されており、空き時間を見つけてはフラフラ楽しむことができました!
ほんのわいちでは本だけでなく、音楽ライブや美味しいフードや飲み物の出店も楽しむことができます。
お寺の境内での開催というのは初体験だったので、とても心踊りました。
寺社仏閣では静かにしなさいと教わってきたので、この非日常感はたまらんです、クセになる笑
秋晴れの空に吸い込まれそうになる居心地の良さでした。
会場の様子
お寺で本を売る日が来るとは思ってもみませんでしたが、案外本とお寺って相性がいいのかも?と思いました。
昨今の度を越したハロウィンのような騒ぎになる心配もなく、実に穏やかな会場。
小さなお子さんたちが楽しそうにしている姿も多く見受けられ、誰もが笑顔。
悟りでも開けそうでした。
本を選ぶ人たち、読む人たち、本について語る人たち、様々な姿を目にすることができて、僕は自分のブースで一人ほくそ笑んでいました。
一緒に。
あまりに面白くて。
マザキさんの木製の本のループタイ!
そちら、売らないゾーンの本でございます。
この「どうしても手放せないけど、超面白いからみんなに読んでほしいぞ」コーナーが好評でした笑
僕が付箋を付けまくっている小倉ヒラク『発酵文化人類学』が特にみなさん気になっていたようです(僕が熱を入れて語りすぎたか?)
「吉田篤弘を売るなんてと思ったが、激推しすぎて売らないと聞いて嬉しくなった」という吉田篤弘さんファンの方と盛り上がったり。
このやりとりがまた楽しいんだ。
すごく高い姿勢で本を吟味されているダンディー。
箱主さんたちの多くは本を売っている間にも本を読む本好きたち。
僕の蔵書をこんなに真剣に見てもらえて嬉しい。
お、吉田篤弘さんのサインに気付かれたようですね。
お坊さんも気になる本がありますか?
自分以外の箱が気になりますが、売り場を離れるわけにもいかないので、カメラでズームします笑
お召し物と本の装丁がマッチしてますね。
本があらゆるジャンルと相性がいいことの証明
盛り上がる演奏、ヒーリングを音にしたかのような歌声、元気ハツラツなパフォーマンス。
様々な音楽の在り方を楽しませてもらいましたが、そのどれもが本との相性が良い。
演奏が終わってお寺のあらゆるところから拍手が鳴り渡っていたのもよかった。
基本的に本を選ぶ人たちは集中していますから、そんな最中でも拍手が起こるって音楽の力はすごいですね。
読書のお供の飲み物といえばコーヒー。
美味しくいただきました、510cafe。
今の時代は紙芝居に機関車トーマスをやるんですね!
いやー心地よかった。
本もたくさん旅立っていったし。
もちろん大好きな本を手放すのは寂しさもあります。
それでも、自分の好きなものをより多くの人に楽しんでもらうことにも、僕は喜びを感じるようです。
どうせ本を手にするのなら、楽しんで欲しい。
僕の箱を覗きに来てくれたお客さんには、できる限りたくさんのお話をさせてもらいました。
その結果選んでいただけた本たちとの出会いを忘れて欲しくないと思ってプレゼントしているチェキも、喜んでいただけたのではないかと思います。
「ほんのわいち」って本の持つ不思議な力を的確に表現した素晴らしいイベント名だと思います。
なにせ、本を媒介にした素敵な出会いがあったものですから。
なんと先週遊びに行った滋賀県の「六月の水曜日」さんに選書をお願いされているというBookstylistのニワノナオキさんがお隣の箱で、お近づきになれるという思わぬ巡り合わせが!
不思議なこともあるものですね。
これも本に導かれてのこと、僕たちには何が起こるか分かりませんが、本たちは全てお見通しなのかもしれませんね。
ここからどんな物語が動き出すのか、楽しみです。
次回のほんのわいちも参加希望、ですね。
というわけで、今回はここまで。
今日も素敵な本や人との出会いに、感謝。