姫路で友人と鈍器会(フォトウォーク)してきました!
皆さん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
たけさんぽ東京で使って以来、しばらく部屋でじっとしていた、PENTAXの最高にかっこいいカメラ、K-1。
そろそろ使いたいなあと、K-1ゲージが溜まってきていたところで、友人のガッキー君が鈍器みたいなSIGMAのレンズを購入したというので、鈍器会(鈍器のようなレンズで写真を撮る会)をやろうと誘うと、即OKをもらいました。
というわけで、今回は姫路駅周辺で撮った写真をだらだら貼っていこうと思います。
こちらがガッキー君。
まだ学生ながら、動画のお仕事をバシバシこなしている強い人。
僕の周りでは珍しい、Nikonユーザーで、使用カメラはD500。
購入したレンズはSIGMAの50−100mm F1.8 DC HSM Art。
僕はもちろんK-1にD FA★70−200mm F2.8 ED DC AWです!
特に語るべきことはないので、写真バシバシ!
姫路城へと伸びるみゆき通りのイルミネーションを200で圧縮。
そこまでギュッと圧縮できるわけではない、ペンタの70−200。
基本的に雨は嫌いですが、そんなもの恐れもしないK-1と一緒なら、それもまたよし。
雨ならではのスナップを楽しみました。
椿柄の傘おもしろい。
カラフルではないけど、不思議な模様の傘。
闘う編集長のお腹は厚い(26歳)
近くでアイドル(?)のイベントをやっていたようで、でっかいレンズを持っている人が結構いました。
それは雨を防げているのですか……?
真剣に何かを見つめる。
寒いなあ、という声が聞こえてきそうですが、外で飲むお酒楽しそう。
雨でも子どもはノリノリ!
ここまで来て、お城は撮らずに引き返します。
老人の背後をとる獣。
一服。
ウナギってこんな漢字だったかしら。
傘とボケた灯の相性はバッチリ。
かっこいい背中のお姉さん(ピント合ってないけど)
もう飲んでる人たちも
僕らはたい焼きにしました。
2人でキャイキャイ言いながら、たい焼きの写真を撮りました。
最短撮影距離が1.2mで、さらに最大撮影倍率も0.13倍なので、まるで寄れません。
でも拡大したら生地にできた気泡の痕も撮れていたので、満足です笑
たい焼きを楽しんで、今日は解散。
次は晴れた日に鈍器会やろうね、と言って別れました。
最後もピント合わせ損ねた写真で、バイバイ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
でこ肉が大阪にやって来た! 唸るコスパの万両が最高だった…
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
突然ですがみなさんはお肉は好きですか?
僕は好きです。
毎月29日は国民の祝日にしてもいい、いやするべきだと考えているくらいには肉が好きです。
そんな僕ですが、ある日、大阪でとんでもない肉のイベントが開催されると小腹にはさみました。
そのイベント、名を「でこ肉」といいます。
でこ肉にとは、東京のブロガーでこいさんが主催されている、ただひたすらに美味い肉を食らうというイベント。
アベレージ30〜40人で肉を囲むというから驚きです。
つい先だっても、こんな恐ろしい会が催されたばかり。
肉は文化って何だよとお思いの方はお読みくだされ。
すごいことになってるから。
もはや食べてない、肉浴びてます。
さて、そんなでこ肉ですが、でこいさんが東京にお住まいなので、開催はもちろん東京。
姫路住みの僕はいつも、涙を流しながらでこ肉レポートを読みつつ白米を頬張っていました。
行きたくて行きたくて、生まれたての子牛のように震えるだけの毎日。
大阪開催が伝えられた時、僕は本当に泣きました。
これで死ねるとも思ったとか思わなかったとか。
ともかく、待ちに待ったでこ肉に参加してきたので、その時の様子を写真で振り返ろうと思います。
集合。からのでこさんぽ
でこ肉の当日は、突然の寒波と共に到来しました。
午後1時、大阪駅の時空の広場に集合。
あまりの寒さに集まった時点でお肉を食べたくてしょうがなかった。
こちら主犯のでこいさん。
12月の寒空のもと、腕まくりをして缶ビールを飲む最高にホットでクールな男。
さすが、肉を食うために生まれてきた狂戦士は基礎体温が違います。
そして、でこいさんも御多分に洩れず、カメラ大好きっ子。
今回のでこ肉に参加した面々も全員カメラを愛してやまない人ばかり。
というわけで、でこいさんもせっかく関東から来てくださったので、みんなでワイワイとフォトウォークをすることに。
まずは時空の広場周辺で軽く撮りました。
何やら上空を撮影するタケナカさん(デザインのいいおしゃれなモノを集めたブログ ーblancoo house(ブランクハウス))と、撮る素振りもない(あこがれどっとこむ | あなたの「好き」教えてください )のスズキさん。
普段の目線の高さとは違うところから撮るの楽しい。
ひっきりなしに人が通るので、人気がなくなるのを待ちました。
てとてと走り回っていた外国の赤ちゃん。可愛かった。
エスカレーターのアクリル越しに。
大阪駅で1人の人を撮るの面白い。
30分ほど大阪駅でぱしゃぱしゃして、続いては大阪のフォトスポットといえばということで、中崎町へ。
オシャレトロな雰囲気で、写真好きやお洒落な女子が押し寄せる中崎町。
僕ら以外にもカメラグループがいましたね。
僕は主にAkiさん(Akiの神戸ファインダー)と歩きました。
2人で街の片隅で面白いものを見つけては「へー」「ほー」と言いながらぱしゃぱしゃ。
僕はオシャレじゃないところを狙いました。
見られてる…!
オシャレな雑貨屋さんの前に置かれたラーメン鉢。
ソースカツ。
また君か〜(毎回登場してない?)しゅんさんぽ
最近散々言われてるけど、ホント良い笑顔するんですよね笑
カメラを構えてる姿を撮って欲しいようですが、僕が撮りたいのは後ろの北欧美女です。
端的に申し上げて、邪魔だよしゅんさんぽ!
だららんぽ金沢に参加してくれたけーすけ氏(カメラとさなぎ)は序盤からぐびぐび飲んでました。
飲んでないとやってられないそうです笑
いわゆる中崎町ゾーンには20分程度おりました。
そのまま天五中崎通商店街を突き抜けてゆきます。
怪しげ。
すごい、1本のマフラーをシェアしてる。
人生をシェアして来た老夫婦も良いね。
商店街から一本外れた公園。
Akiさん曰く「クオリティが高い公園」だそう。
クオリティが高い公園では、不思議と童心に返ってはしゃぎたくなるんでしょうね。
たこ焼きを頬張るけーすけ氏に群がるカメラ小僧たち。
なかでも1番はしゃいでいたのがこの人。
のちにXF56mmの無駄遣いと言わしめた、本当に無駄に良い写真。
楽しそう。
なんとなく懐かしい。
今逆上がりできるかしら。
何か恨みでもあるのかってぐらいぐるぐる巻きにされた遊具。
いやあ、活気のある商店街って練り歩くだけで楽しいですね。
天満のあの有名なやつも撮りました!
酒飲みのために用意された栄光のバージンロード。
栄光の未来を予感させるような看板も。
本来ならじゃんじゃん撮り歩いている予定でしたが、あまりに寒いので、お酒班とカフェ班に分かれて、肉に備えて体力を温存することになりました。
それくらい寒かった。
僕はマックスで肉に臨みたかったので、カフェ組に参戦しました。
メンバーはたけさんぽ、しゅんさんぽ、ニシマツさん。
熱狂的な需要のあるニシマツさん(ぐるぐる名古屋)は名古屋から参戦。
それぐらいしてでも参加したいイベント、それがでこ肉。
本格的に日も暮れて。
街に灯りがともる頃、僕たちの瞳も怪しく光り始めました。
そう、僕たちのDNAに刻まれた肉を求める本能が目を覚ましたのです。
さあ、向かいましょう。
伝説は夜、華開く 〜でこ肉開演〜
待たせたな、お腹ぺこちゃんたち。
ついにやって来ましたよ、こちらが今宵伝説の舞台に選ばれた「万両 堺筋本町店」です。
黒地の看板に、肉を思わせる真っ赤な万両の文字。
ただならぬ様子がみなぎっています。
店内に通されて、僕たちがたどり着いたのはメインステージ。
七輪が温まるに連れて一同のボルテージも徐々に高まってゆきます。
たれ、レモン、聖剣エクスワリバーシの三種の神器もスタンバイOK。
そして黄金の水が到来した時、世界は始まりの声をあげました。
もうダメだった。
この後僕は肉を食べた記憶しかない。
完全に場の空気と肉に呑まれてしまっていた。
目の前で繰り広げられる金色肉絵巻に、ただただ圧倒されることしかできませんでした。
口の中での存在感が抜群だった塩タン…
うへぇ…
サシという言葉を実感とともに味わった…
これはいけない!!
18禁だ!!!
3回おかわりしたミノぉ…
ぷりゅんぷりゅん…
肉の匂いにつられてうえせいさん(ホームページ制作の合同会社うえせいや | 大阪府堺市のトライアスロン好きのWEB屋さん)がやって来た。
あまりの美味しさにおどけるニシマツさん。
いやー、参った参った。
あまりの美味しさに注文の嵐。
お酒も飛び交い、もうみんなお会計なんて気にせず、欲望に身を任せて楽しみました。
しかし、最大の驚きは宴の果てに訪れました。
さんざん飲み食いして、1人5,000円を切るという衝撃のアナウンス。
驚きすぎて、酔いが醒めるかと思いました笑
毎週来たいわ…
でこいさん毎週来て…
もうこれ以上書いてたら、いますぐタクシー飛ばして万両行きたくなるから、今回はここまで!!
もうダメ!
でこ肉関西、これからも定期的に開かれることを切に願います。
記念すべき第1回目に参戦することができて、本当によかった。
でこいさん、ありがとうございました!!
万両行きたい…
僕のダブルマウント生活。 【 #CameraBlogAdventCalendar2018 】
みなさんこんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
神の思し召しにより、カメクラが誘うAdvent Calendar2018に参加することになりました。
クリスマスへのカウントダウンをカメクラたちがリレー形式で盛り上げていくというこの企画。
12月8日に担当されたabcさんの後を受けて、僕の番がやってきました。
カレンダーかと思うようなabcさんの記事はこちら。
このように、カメラの沼に蠢く猛者たちが、読者を沼へとドロップキックするという恐ろしい企画に参戦を表明して、いささか後悔しております。
僕のような者では、沼の最深部を覗くことも許されません。
なので、僕は浅瀬でチャプチャプしている様子を記事にしようと思います。
僕が他の人とあまり被っていない点というと、現行でメインマウントが2つあるところくらい。
というわけで、今回はこの1年間のダブルマウント生活についてご紹介しようかと思います。
ペンタくんとフジさん
我が家では違うメーカーのカメラ2台が覇権を争っています。
どちらが真のメインマウントになるのか。
普段は仲良く鎮座しているように見えますが、その実裏ではバチバチに火花を散らしています。
ここでは、そんな風にしのぎを削る両雄をご紹介しようと思います。
赤コーナーは、問答無用の描写で殴るPENTAXが誇るフルサイズ機K-1です。
半世紀以上にわたるPENTAXの歴史、そのDNAの全てが結晶した最高のカメラ。
彼こそが僕を沼のほとりに立たせたカメラであると言って差し支えないでしょう。
まず名前がいいですものね、潔くK-1!ときたもんだ。
実にシンプル。
これなら36.8度が融点の僕の脳みそでも名前を覚えることができます。
そして当然のことですが、ひとたびシャッターを切れば、僕の脳みそはとろけます。
今年の1月に手に入れて以来、僕はひたすらK-1の装備を充実させることに邁進してきました。
その軌跡を少しご紹介。
本を撮るために手に入れたレンズ。
本に寄りまくって装丁の細かいところまで見せることができるので重宝しています。
50mmという画角なので、マクロ撮影以外にも気軽に撮ることができる便利な子。
現行ペンタくんで使える唯一のArtレンズです。
引くほどキレキレな写真が撮れます。
ここから怒涛のLimited三姉妹。
ペンタ使うなら持っておきたいという、非常に評価の高いレンズたち。
今すでに彼女たちは皆僕のもとを去っています。
多分描写の好み的に、買い戻すとしたら77mmだろうなあ…
31と43で撮った写真がほとんどないなか、77mmはたくさん撮ってました。
だけどK-1の操作の仕方ほとんどわかってなかった時点で迎え入れた31mm、43mmも可哀想ではあります…今ならもう少しマシに使ってあげられるか…
と、ウジウジ後ろを向いていても仕方ありません、どうせまた出会うのだから笑
さて次は、上記の3本の画角を1本で全てカバーする、便利ズームですね。
彼に至ってはしゅんさんぽとよこっちさんで広島を練り歩いた時ぐらいしかメインでの活躍はありませんでした。
すまぬ…
サイズも手頃で、写りも良好だったのですが、F値に満足できませんでした。
そして上記のほとんどのレンズを供物とし、召喚されたのがこのナナニッパ。
135mmの単焦点がPENTAXにないので、ズームレンズで代用することにしました。
とてつもなく重いですが、暴力的なまでの写りを見せてくれます。
この重量を活かして筋トレが捗るので、これ以外のレンズを使った時に重さをほとんど感じなくなるというメリットも。
これからガンガン使っていきたいレンズです!
続いて青コーナー、何を撮っても感情を揺さぶられてしまう、富士フイルムのX-H1です。
X-100F、X-T20と着実に富士の樹海をさまよい、彼女のもとにたどり着きました。
静かな本屋さんの中で写真を撮る僕のために作られたような、おしとやかで最高のカメラです。
囁きかけるようなシャッター音。
人生丸ごとブレがちな僕をしっかり支えてくれる、強力なボディ内手ぶれ補正機能。
そして富士フイルムならではの、間違いのない描写。
彼女ようなカメラがそばにいてくれて、ぼかぁ幸せもんだなあ。
そんなX-H1の魅力をさらなる高みへと引き上げてくれるレンズたちもご紹介いたします。
神レンズと名高いこちらのレンズ。
正直なところ、今まで使ってこなかった画角なので、なかなかピンときていませんでした。
しかし徐々に慣れてきたのか、少しずつその良さを味わえるようになってきました。
ものすごく軽量でコンパクトなので、これからどんどん持ち出していきたいです。
僕の手持ちの中で一番好きなレンズがこちらです。
スナップには少々難しいと言われる画角の狭さですが、何も気にせず使いまくっています。
おそらく全レンズの中で最も登場頻度が高いはず。
圧倒的な描写力で、被写体を浮かび上がらせる最高のレンズ。
このレンズを手放すことがあるとしたら、それは僕が写真を撮るのを辞める時、そう言い切れるほどです。
もはや愛。
フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS | 富士フイルム
レンズをガチャガチャ交換する手間を省きたい時用にと、1本で色々できるマンとして購入しました。
特に不満もなく、素直でいい子でしたが、本屋さんの内観を撮るのにはあと一歩狭かったので、手放してしまいました。
軽くて持ち出しやすい、優秀なレンズだと思います。
フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR | 富士フイルム
そんな18−55に成り代わって我が家にやってきたのが、赤バッジ先生。
フォトウォークやTwitter上でよくしてもらっているASOBITRIP(あそびとりっぷ)のよこっちさんを介して入手しました。
僕の使命、本屋さん撮影に特化した最高のレンズです。
レンズ内手ぶれ補正がないので、X-H1と組み合わせることでさいつよになる人。
正直、これ1本あれば、大概のことはこなせてしまいます。
2018年の締めくくりとなるレンズ。
手に入れたばかりでまだ何もしていませんが、早くも2019年が楽しみでなりません。
乞うご期待!
さて長々とレンズの紹介になってしまいましたが、特に語ることはないので、最後にダブルマウント生活の功罪について述べて終わりにしようと思います。
ダブルマウント生活の良いところ
メインマウントの座を手にするため、両マウントが切磋琢磨するので、いい緊張感を持って写真を撮ることができます。
メーカーによって撮れる風合いは違いますので、気分に合わせてマウントを変えて楽しむことができるというのが、ダブルマウントの良いところではないでしょうか。
ダブルマウント生活のあかんところ
片方のマウントの機材を充実させると、もう一方がじっとりした視線を投げかけてきます。
もちろんカメラは喋りませんが、無言のプレッシャーを感じてしまい、ついついこう言ってしまいます。
「まあまあ、待ってなさい。お前さんもすぐに強くしてあげるから」と。
切磋琢磨と言えば聞こえはいいですが、要は欲しいレンズが2倍に増えるというだけのこと。
こんなことやってると、じきに破産します笑
で、これからどうすんの?
とかなんとか言ってますが、ダブルマウント体制は来年以降も続けていきます。
ペンタくんもフジさんも大好きなので…///
あーあ、宝くじ当たらないかなあ。
というわけで、僕の1年振り返りはここまで!
明日は、ゴリゴリのママカメラマンはるさんが記事を書いてくださる予定です。
お楽しみに!
第1回 庵主の、だらだら読んだら?
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
2018年も大詰め、12月ですね。
年末も差し迫ったこの時期には、今年の色々を総括するものですが、だらり庵はこのタイミングで新たな取り組みを開始しようと思います。
その名も「庵主の、だらだら読んだら?」です。
取り立てて新しい企画!というほどのことは全然ないのですが、一応ご説明させてください。
「読んだら?」では、庵主が読んでオススメしたいなあ、と思った本を紹介していこうと考えています。
本の内容を評するために読んでいるわけではないので(そういう読み方ができないだけなのですが)単純に「この本面白かったよ!」とのたまうだけの企画です。
この企画から何かが生まれることを期待しているわけではなく、いつもこのブログを読んでくださっている方に、僕にできるほぼ唯一のお返しとして、面白い本を共有できたらいいなあと考えて、この企画を立ち上げてみました。
紹介する本たちには偏りがあるかもしれませんが、それも含めて気楽にご覧いただけたらと思います。
だいたい月に1・2回のペースで更新できればいいぐらいでしょうか。
ともかく、新企画をだらだらとやってみようと思います。
まずは11月に読んだ本たち、いってみましょう!
2018年12月の、読んだら?(4冊)
- 森下典子『いとしいたべもの』(2014年 文春文庫版)
- 吉田篤弘『金曜日の本』(2017年 中央公論新社)
- 鷲田清一『人生はいつもちぐはぐ』(2016年 角川ソフィア文庫)
- 近藤聡乃『ニューヨークで考え中』(2015年 亜紀書房)
- これから楽しみなだらだらたち
森下典子『いとしいたべもの』(2014年 文春文庫版)
たけさんぽ東京に向かう夜行バスのお供をしてくれた1冊。
23品の美味しい思い出に心が温まります。
これからの季節、カイロ代わりに懐に忍ばせておいて、ちょっとした時間に取り出してほっこりするのにもってこい。
この本に登場する品々を食べたことがなくても心に沁みてくるのは、食べ物から離れずには生きられない人間の肉体に眠る記憶を、深いところでくすぐられるからなのかもしれません。
美味しそうなものを目にするとお腹が空くのが普通ですが、これは読むとお腹が満たされる不思議な本です。
ちなみに庵主が一番好きなのは「カレーパンの余白」です。
吉田篤弘『金曜日の本』(2017年 中央公論新社)
タイトルと違い日曜日に読んでしまった、吉田篤弘さんの少年時代を辿ったエッセイ。
「金曜日に図書館で本を借り、土曜日と日曜日に読むのがなによりの楽しみだった」と言う、吉田さんの幼き日の思い出が、匂いや手触りを感じさせる文章で綴られています。
本だけでなく、映画やレコードといった吉田さんの作品に馴染み深いものたちについての思い出も。
身も心も手ぶらにして読みたい1冊です。
収載されている、百科事典18巻をかじった鼠が主人公の短編「窮鼠、夜を往く」も必読!
鷲田清一『人生はいつもちぐはぐ』(2016年 角川ソフィア文庫)
久しぶりに読んだワッシー。
生きることのままならなさに由来する苛立ち、戸惑い、不安に関するテーマを身近な言葉で語りほぐしてくれる1冊。
頭だけでなく、自らの身体を起点として語られる思考だからこそ、鷲田清一の言葉は沁みるのでしょうね。
時折顔を覗かせる関西弁にもほっこりします。
近藤聡乃『ニューヨークで考え中』(2015年 亜紀書房)
1年だけのつもりで単身ニューヨークに渡ってきた作者が、いかにして自分の居場所を見つけていったのかを、ユーモアを交えながらあれこれ描いているエッセイ漫画。
ガイドブックの中のキラキラ輝くNYとは違う、生きた人々との交流が肩の力を抜いてくれます。
力感皆無ながら、しっかり動きの見える描線もキュート。
そして何より本編の前に収録された始まりのエピソードが傑作!
これから楽しみなだらだらたち
うひひ、眺めてるだけでワクワクしてくるね、こりゃ。
というわけで、今回の「読んだら?」はここまで。
今月も気合い入れてだらだらするぞ!
皆様と素敵な本との出会いをお祈り申し上げて、バイバイ!
たけさんぽロスだから写真を貼って自分を慰めるよ。
皆さん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
先日超大型フォトウォーク「たけさんぽ東京」に参加してきたという記事を書きました。
その後のたけさんぽロスに見舞われながら、庵主はなんとかかんとか生きています。
息も絶え絶えです。
そんな時、自分の撮った写真を眺めていると、元気が湧いてきます。
信じられないくらいに幸せだった……
またみんなに会いたいなあ、と涙が頬を伝います。
あたたかい涙です。
何をするにもたけさんぽが頭から離れないので、一旦ここで区切りをつけるために、たけさんぽの前日から翌日まで、ただただ写真を貼っていこうと思います。
たけさんぽは3連休のちょうど真ん中の土曜日に行われたのですが、僕は気が逸りすぎて、木曜の晩に夜行バスに飛び乗って、華麗に前乗りをキメました。
一人でぶらぶらしていると、イベント前日にも関わらずTwitterのタイムラインがじわじわと「#たけさんぽ東京」で埋まり始めました。
みんなのワクワクが洪水のように溢れかえる様が面白かった。
夜行バスで池袋に降ろされた僕が向かったのは自由が丘。
もちろんこの人に髪を切ってもらうため。
今回もいい感じに切ってもらったうえに、かっこいいアイコン写真まで撮ってもらいました(イベント当日ニット帽を被って参加していたら、飲み会で怒られました笑)
ありがとうあめちゃんさん!
また切ってもらいに行きます!
散髪も済ませ、その後はだらり庵の本業である本屋さん探訪でした。
その時の記事はまた別に書きます!
素晴らしい時間を過ごすことができました。
その後、前夜祭を祝す0次会が開かれていると聞きつけたので、合流。
ビールと餃子を楽しんできました。
ホッピーも初体験!
飲み方が分からなかったので、焼酎が届く前に飲んでしまいました笑
笑顔はその場の楽しさを端的に語ってくれるからいいですね。
しっかり胃袋と肝臓のアップも済んだので、時間に余裕をもって前夜祭会場へ向かいました。
方向違いの電車に乗ったので遅刻しました。
楽しーい!!(時間通りに集合してくださったみなさま、大変申し訳ありませんでした)
前夜祭といったら焼肉でしょう?
異論は消し炭にしてくれる。
真剣な表情で肉が焼けるのを待つ当ブログ最多出演のしゅんさんぽ。
「しゅ〜んくん!」
にへらぁ……
でもまあこれはしゅんさんぽを責められません。
参加していた男たち全員同じか、それ以上に腑抜けた顔してましたからね。
羨ましいぜ!
人気店ということで、この時も店内は大繁盛していました。
そのせいか、なかなかお肉が届かなかったりもしたのですが、その間もカメラの話ができて楽しかったです。
参加してくださったみなさま、楽しい時間をありがとうございました!
また肉しましょう!
そして夜が更けて……翌日のたけさんぽ本番を死ぬほど満喫しました。
さんぽ翌日。
僕は東京タワーのふもとにいました。
飲み会の後に一緒に「BOOK AND BED TOKYO」浅草店に泊まったよこっちさんとニシマツさん、けーすけ氏とミニフォトウォークをしたのです。
しこたま歩いた翌日にも撮り歩く。
だって楽しいのだもの。
芝公園で東京タワーに大接近しました。
観光客が多すぎて、この1枚だけで逃げ出した浅草寺前。
増上寺は比較的空いていました。
たかいたかーい解除!
からの階段チャレンジ!
がんばれ〜!
やったぜ!
お昼に美味しいトンカツを食べて、ニシマツさん、よこっちさんとはお別れ。
けーすけ氏と二人っきりで世界貿易センタービルの展望デッキに行ってきました。
何も気付いていない下界の人々を激写するの楽しい。
画面の右端にけし粒みたいなヘリコプターが写っています。
ブログ用に圧縮する前の写真ではコックピットまで解像していたので、流石に恐怖を覚えました。
散々撮りまわって、後ろ髪を引かれつつ帰路につきました。
ああ、たけし……
さんぽぉ……
こんな状態で次のたけさんぽまで生きていられるかしら…
#たけさんぽ東京が最高すぎたので、頼まれてもないのに記事を書くよ!
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
待ちに待ったよ。
待ちに待って、待ちに待ったよ。
半年以上も楽しみにしていたフォトウォークイベント「たけさんぽ東京」に参加してきたんですよ。
もう年末に向けて何もする気が起きません。
明日にでもたけさんぽしたい…
そんな気持ちになっております。
何がそんなによかったのかって?
撮った写真見てもらえればわかります。
というわけでその時の様子を、早速振り返ろうと思います!
楽しすぎてありえない枚数の写真を撮ったので、写真多めです。
永久に始まらないで欲しかったという逆説
まず「たけさんぽ」について少々。
たけさんぽは、大阪在住のブロガーたけしさんが企画されているフォトウォークイベント。
過去に大阪、尾道で開催され、顧客満足度2000%を記録したという大人気イベント。
僕は第2回目、尾道で開催された回に参加して、すっかりハマってしまいました。
写真を撮ることやカメラが大好きな人ばかりなので、初めてお会いする人とでもわりかし早い段階でマブダチみたいな感じになれます笑
今回は満を持して、日本の首都 大東京で開催されるということで、日本全国から70名近い参加者がワラワラと集合しました。
あまりに人数が多いので、まさかの10班に別れてのウォークに。
各班にはなんとなく似た空気感の人が集まっていたように思います。
僕は3班の一員として参戦したのですが、みんなすごく楽しい方々でした。
以下、酒欲に堕する班が続出する中、ひたむきに(でも和気あいあいと)素晴らしい景色を求めて歩いた仲間を紹介するぜ!
メンバー紹介
堀口さん
我らが3班のリーダー。
超絶オシャレブログmonographを運営されているお方。
ブログに掲載されている素晴らしい写真の数々がどのように撮影されているのか、今回はチラ見することができました(やったぜ)
嵐田さん
デジタルカメラで撮った写真をフィルム調に現像することをモノにしているお方。
超大物。
参加されると知った時には鼻水が出るほど驚きました。
まさかの同じ班だと知った時には、脱水になるかと思うほど鼻水が出ました。
ひげこいさん
広島でブログ45Houseを運営されているイケメン(お子さんが可愛すぎて、勝手に叔父さんになった気持ちでいます)
たけさんぽ尾道でX100Fをチラつかせ、庵主をFUJIFILMの沼に引きずり込んだ張本人。
すけさん
ブログ99% DIYを運営されている超人。
実はたけさんぽの前日にDIYの粋が詰まったご自宅に泊まらせていただきました。
「ぶ、ブログで見たやつだ〜!」とめちゃめちゃ興奮しました。
ウォーク中は女子のいない3班でカワイイ担当を引き受けてくださった聖人。
ぱーくさん
フジロッカー歴12年の音楽好き。
欲しいカメラX-pro2にまつわる切なくも笑える奥様とのエピソードを語ってくださいました(なんとか「買ってあげる」にもちこめますように)
雨寝さん
素晴らしい香りのコーヒー豆をくださいました。
僕も大好きな吉田篤弘さんの作品がお好きなのだそうで、作中のモデルとなった街に引っ越されたという筋金入り。
ぜひ今度はゆっくりお酒を飲みながらお話ししたい。
集合
すけさんのお宅を出発し、午前11時に集合場所の東京駅に。
割と時間ギリギリに到着したので、見間違いようのないカメラ集団に合流するのはとても容易かったです。
この人たちおかしいんじゃないか?というようなカメラが勢揃いしていて、壮観でした。
僕はといいますと、エースPENTAX K-1に70−200mmという化け物じみたレンズを装着しての参戦。
このアホみたいに目立つレンズのおかげで、いろんな人に声をかけていただきました(やったね)
1日中肩からぶら下げていたので、体はボロボロですが、リーダーに「筋肉おばけ」認定していただけました(やったね…?)
良い子はフォトウォークには歩きやすい装備で参加しような、庵主との約束だぞ!
さて、結婚式の前撮りをしているカップルの真後ろに陣取って集合写真を撮り、諸注意を経て、各班は東京の街に散っていきました。
abcさん、集合写真の撮影ありがとうございました!
最高の写真を撮るためには最高の腹ごしらえを
ついに待ちに待ったウォークが幕を開け、まず僕たち3班が向かったのは、「洋食 大吉」
なぜかって?
たけさんぽは歩きまくるので、エネルギーを満タンにしておく必要があるからです。
そのために下町ブロガー チヒロさんの「かもめと街」の記事を参考にさせてもらい、大吉さんで昼食にしたのです。
端的に申し上げて最高のスタートを切ることができました。
注文したカニクリームコロッケとハンバーグ定食を笑顔で平らげました。
フワサク、じゅわわ。
うへへ…
雨寝さんにいただいたコーヒー豆、オシャレ。
コーヒー豆を挽く方法を考えないと。
70−200を試すリーダー。
顔隠れちゃってる。
筋肉手ぶれ補正を自らに内蔵していない人が使うと…
こうなる。
皆さん、筋トレは大事ですよ。
(もはやこのレンズを使うことがトレーニングになっているという説も…)
フォトウォーク本番
さてさて満腹になったところで、いよいよウォーク本番です。
とはいえ気合いを入れるとかそういうことはなく、メンバーとおしゃべりをしながら面白そうなものないかなあと練り歩きます。
一応の目的地は事前に打ち合わせてありますが、面白そうなものを見つけたら駆け出していくのがまた楽しい。
早速行程にはない、良さげな神社を見つけた一同。
幸先いいですねえ、どんどん行きましょう!
頑なに似たようなパッケージのペットボトルばかりがビルの隙間に。
腹ごなしに川沿いを歩きました。
写真は引き算がいいのに、なんかもうわっちゃわちゃ。
猛者二人がかりで何が行われているんだ…
こうやって人が撮っている様子を見ると、何が撮れてるんですか〜?と話も弾みます。
自分にはない視点にも触れることができて、楽しいことこのうえなし。
面白いトイレ。
川沿いを歩き回って風で冷えた体を温めるため、オシャレ感度が振り切れているリーダーの提案でカフェに入ることにしました。
最高に激渋クールなこのカフェで嵐田さんがPHOTO YODOBASHI風選手権を開始。
カッコいい写真を見せてもらい、一同感嘆の嵐でした。
それにしてもカッコいい店内。
アンダーな写真が映えます。
班の皆さんが真剣に写真を撮るために、アルコールを摂取しないストイックさを見せている中、一人でビールを選択しました。
だって楽しくて…
天井のファン、何の役割を果たしているのかは知りません。
LEDじゃ出せないこの感じ。
嵐田さんのようなお方でさえ、自然光を求めて窓際へと足を使って撮影をするというのに、このアル中は席についたままに望遠頼み。
そういうとこですよ。
遊覧船に乗るなら夕方一択だということ
カフェでオシャレと鋭気を養った一行は、遊覧船乗り場を目指しました。
行くぞ〜!!(ガラガラ)
と言いつつも道ゆくオシャレさんにはつい目が行きがち。
あ、オシャレさん…と思ったら、ブログで見るやつだ!
オシャレなお菓子屋さんで、奥様へのお土産をゲットしたひげこいさん。
いつもは僕が勝手に撮っているのに、この時はなぜか撮ってと頼まれました。
可愛い。
ついつい撮りがちなスカイツリー。
70−200では撮れなかったので、サブで連れてきていた本屋さん専用機で撮りました笑
そんなこんなで向かった先でのお目当は、あの松本零士がデザインしたという船!
男の子たちだけで乗ってきたよ!
僕らが乗ったのはヒミコというタイプで、写真のホタルナとは違うのですが、だいたいこんな感じです笑
乗り場は最高に混雑していましたが、リーダーがネット予約していてくれたので、並ぶことなく乗船することができました。
どんだけ優秀なんだこの人…と改めて思いました。
船の出航時間までだらだらおしゃべりする余裕すら生まれました。
こんな感じでウキウキで乗り込みました(男7人)
で、ですよ。
ちょうど夕日がいい感じの光をお恵みくださる時間帯に乗り合わせた3班一同。
それもこれも、他班と違いお酒を飲んだり、美女ときゃっきゃしたりすることなく写真を撮り続けたことへの天からのご褒美だったのでしょう。
すごくいい光と出会うことができました(涙)
ちなみに、遊覧船は船外に出るスタイルではありませんでした。
そのため観覧用の窓ガラスを通しての撮影になり、勝手にフィルターがかかったような描写になりました。
これはこれで面白かったです。
なんていうか…まろやか?(語彙)
ぷかぷか浮いているように見えますが、僕たちの方が進んでいるので、ピント合わせるの難しかった笑
飛んできやがるモノも笑
大人しく浮いててください(28歳 男性 PENTAX)
ま、眩しい!
まさに黄金時間。
船内はまた違った光の具合で面白い。
そしてお台場に上陸した一同。
シンボル的存在、フジテレビの球体もガン無視で。
「エモい」を連発する機械に成り果てて写真を撮りました。
こんなに刻一刻と表情が変わるなんて。
お、またリーダーがオシャレなことしてる。
(リーダーにより、スマホスタンドと化したぱーくさん)
みたいなことをやっているうちにも太陽はどんどん沈んで行きます。
反対に、陽が沈めば沈むほど歓喜の声をあげるカメラ小僧たち。
お台場のビーチに響き渡るエモいの合唱。
ごちそうさまでした。
この後、ほとんどのメンバーは栄光の一次会になだれ込みました。
写真NGな方を混乱のるつぼと化した宴会場の中から選り分けるのは至難のワザなので、飲み会の様子は割愛します。
とりあえず言えるのは、めちゃくちゃ楽しかったということ。
twitterアイコンのままの見た目をしているからか、やたらと話しかけられました。
ありがたいことです(ハチさんありがとう)
半年間待ってよかった。
次はまた半年後なのか。
耐えられるかな。
しばらくは、各班から続々と上がってくるであろうさんぽレポートで命を繋ごうと思います。
たけしさん、本当にありがとうございます。
お疲れ様でした!
3班の皆さんも、ありがとうございました!
飲み会で話しかけてくださった方々にも大感謝です!
いくら時間があっても足りないや、週1でやろう!
つまり、たけさんぽ、最高!ってこと!!
というわけで、今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
バイバイ!
金沢の素敵な本屋さん ホホホ座金沢に行ってきました。
みなさん、こんにちは。
今日もだらだらしてますか?
どうも、だらり庵 庵主のクロギタロウです。
みなさんは金沢といえばどのようなイメージをお持ちでしょうか?
四季の彩りが美しい兼六園?
感性を揺さぶられるアートに出会える金沢21世紀美術館?
ほっぺたがとろけること間違いなしの海の幸?
いやいやいや。
いや。
文学でしょう。
錚々たる巨星たちを産んだ街、それが金沢。
市内には上記3人の記念館はもちろん、多くの文学関係の施設があります。
庵主も2年ほど前に文学館巡りをしました。
大変楽しゅうございました。
しかしその当時には存在しなかった魅力的な本屋さんが、庵主が金沢を去った後に爆誕していたのです。
それが今回お邪魔した「ホホホ座金沢」さん。
そう、本との新しい向き合い方を世に投げかけ続けるホホホ座さんの金沢店です。
どちらかといえば、エキセントリックな仕掛けが目を引きがちなホホホ座の各店とは一線を画した、デザインと本屋の融合が体験できる「ホホホ座金沢」の様子を、写真と文章でご紹介したいと思います。
海に抱かれた店舗
金沢駅から車を走らせること約20分。
潮の香りが鼻をくすぐり始めた頃合いで、ホホホ座金沢に到着します。
お店のすぐ目の前には、海をはさんで台場の跡地に出来た街が広がっています。
川のように見えますが、海です。
左手が台場、右手が本土(?)です。
陸地と台場を繋ぐ橋の上からパチリ。
本当に海がスレスレに迫っています。
ここまで海に近接している本屋さんはなかなかないですよね。
デザイナーもシビれる店内
店内は、通常僕たちが思い描く所狭しと立ち並ぶ本棚にぎゅうぎゅうの本たちといった様子とは全く違います。
むしろ本たちは店内のアクセント程度に置かれているだけ。
その他の空間にも随分余裕が感じられます。
余白を残して、人それぞれに合わせた楽しみ方の選択肢が提示されているような印象を抱きました。
運営や経営は各店舗独立しているとはいうものの、「本に頼る」ことをやめた、本店の山下さんの思想のエッセンスが混じっているのではないでしょうか。
入り口右手の作りつけの棚にはカトラリーやカップと同列に売り物の本が並んでいます。
白い壁に、年代を感じさせる本棚の組み合わせは堪りません。
並んでいる本たちのかっこよさも2割ほど増しているような気がします。
カラー復刻版の『のらくろ探検隊』可愛いです。
その他の分も座って読むことができます。
何気ない風を装って並べてある本はどれも思わず手に取りたくなるような面々ばかり。
一緒に行ったデザイナーの西嶋さんも心踊らせていました(他店舗も全部巡りたい!と仰っていました笑)
山下賢二さんの『ガケ書房の頃』をまだ読んでいなかったので、買い求めました。
ハイセンスな空間で楽しむティータイム
店内ではケーキセットを楽しみつつ、だらりすることができます。
座るだけで自分が少しオシャレになった気がしそうです。
いい具合に歴史を感じさせるお向かいの台場の家並みを眺めつつコーヒーを楽しむのも良さそうです。
そしてカウンターにはこの1冊。
苦いコーヒーに合う甘さでしょうか。
ついつい腰を落ち着けて長尻したくなる雰囲気です。
お土産と一緒に本を選ぶという気軽さで
店内の空間占有率が最も高いのは、実は個性的なお土産たちだったような気がします。
ショルダーバッグやTシャツ、お菓子に食器。
どれも魅力が溢れていて、ついついお財布の紐が緩んでしまいます。
素敵な商品たちは、オンラインストアからもお買い求めいただけるようです。
フェンスにシャツ掛けているの面白いし、デザインも素敵です。
ことごとくかっこいい。
これまでだらり庵で訪れた本屋さんの中でも、ホホホ座金沢さんはかなり異質な方に分類されるかと思います。
店内の本の数はおそらく最も少なかったと思います。
でも、本屋さんには本が溢れていないといけないなんて決まりはありません。
その在り方を含めて、あらゆる制約から自由なのが本だと、僕は思うのです。
事実、選ばれた1冊1冊はとても印象に残るような形で配置されていました。
プライドを感じさせるお店づくり、かっこいいです。
僕も人としてこうありたいものです。
さて今回はここまで。
いずれは全国に散らばる各店舗もご紹介したいものです。
今日も素敵な本との出会いに、感謝。
営業時間は12時から19時(月曜定休)
駐車場は5台分あります。
連休中などは混雑するかもしれないので、バスが無難かと思います。
バスの方は「中橋」「武蔵ヶ辻」「香林坊」から 61番「大野」行き「大野」もしくは63番「大野港」行き「大野港」下車